いつも貯金ができないと嘆くあなた。
実は知らず知らずのうちに貯金できない人間の心理が働いているかもしれませんよ。
どういうこと…?
無意識のうちに貯金ができないような考え方になって、お金が貯まらない行動をとってしまっているかもしれないってことかな。
ここでは貯金できない人の心理や行動パターンなどを、心理学を交えて見ていってみましょう。
Contents
余ったお金で貯金しようと考えている
- あまったお金で貯金しようとしていると貯金はできない!
- 収入が多くても、実はあればあるだけ使ってしまう!?
貯金ができないと一口で言ってもいろいろありますが、パターンとしては「あまったお金で貯金しようと考えている」というケースがイチバン多いのではないでしょうか。
もしこういった考え方のもと、貯金をしているなら要注意。
あまったお金で貯金をしようとしていると、一生貯金はできないと言っても過言ではありません。
それほどお決まりのパターンとなっているのです。
マジで…?
なぜこの考え方だと貯金ができないのかというと、心理学にある「パーキンソンの法則」と呼ばれるものが関係してきます。
「パーキンソンの法則」って?
1958年にイギリスの歴史学者であり、政治学者でもあるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱したもの。
- 第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
- 第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
の法則からなる。
この「パーキンソンの法則」の第2法則である「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」はまさにお金に絡んでくる部分です。
これはざっくりと言ってしまえば、どれだけの収入があったとしてもその収入の分だけお金を使ってしまうということ。
100万円の収入があれば100万円を使い切ってしまいますし、1,000万円の収入があってもその1,000万円を使い切ってしまうのです。
お金を持っていると持っている分だけ使ってしまうっていうことだね!
心理的にこういう部分があるからこそ、「あまった分を貯金に回す」という貯金の方法だと、いくら収入があったとしても貯金ができないというわけですね。
だからこそ貯金をする上では「先に貯金をして残りを使っていく」という方法ではなく、「先取り貯金」が大切だと言われています。
先取り貯金については「関連絶対に成功する先取り貯金の3つのコツとは?先取り貯金「したつもり」になっているあなたも必見。」で解説していますのでチェックしてみてくださいね。
目標や目的もなく漠然と貯金しようとしている
- 「なんとなく」という理由で貯金をしていると継続しづらい😢
- 目標や目的を具体的に考えてみると具体的になって貯金成功の近道に🙌
貯金をする目標や目的もなく、「とりあえず貯金しといた方がいいよね」という考え方で貯金をしている方は多いはず。
とりあえずの貯金でもある程度の金額を貯金することはできますが、漠然と貯金するよりも目標や目的があった方が貯金がグンと達成しやすくなります。
さらに言えば、「100万円貯金しよう!」という大きな目標よりも、「1か月で1万円は確実に貯金しよう」とか「海外旅行のために10万円貯金しよう」といった感じで、目標や目的を明確にすると貯金が現実的なものになってきて、達成しやすくなります。
そういえば「将来のために貯金しておこう」くらいにしか思っていないかも。
目標や目的の設定ひとつで貯金がグッとしやすくなることは「関連小さい目標でOK!貯金に活かしたい「成功体験を積み重ねて大きな成功を掴む」心理とは?」でさらに詳しく説明していますのでチェックしてみてくださいね。
貯金できないと思い込んでいて家計の見直しを怠っている
- 「どうせ貯金なんてできないんだ…」と諦めてしまって家計の見直しなどをしていない⚡
- いつかは家計と向き合うことになるので早めに見直しを!🙌
貯金できないと思い込んでいる方の中には、「家計の見直しすらもしていない」という方もいるのではないでしょうか?
貯金ができないと嘆く人の中には、貯金はできないものと「思い込んでしまっているだけ」の方も少なくありません。
確かに今は不景気ですし、景気が回復する気配も感じられません。そういった中で、毎月どうにかやりくりをして、なんとか家計を維持しているという方も多いでしょう。
でも世の中には低所得の中でもかなりの金額を貯金に回しているという方も確かに存在しているんですよね。
だから
自分に合ったやり方でやれば貯金の目標を達成できる
んです。
ただ、自分に合ったやり方というのは経済状況や家庭の事情などで十人十色。
だからこそ、まずは自分の家計の見直しをする必要があります。
でも家計の見直しをしてもつらくなるだけなんだけど…。
貯金ができない人にとって、家計を見直すというのは実はけっこうつらいことです。
家計を見直したところで
- 貯金ができない現実を突きつけられる
- 改めて少ない収入と向き合うことになる
- 幸先の暗さに考えるのもイヤになってくる
なんてネガティブな感情と向き合わなければいけません。
さらに言えば家計の見直しって面倒なんですよね。
ただ、貯金はできないものと思い込んで現実から目をそらすかのようにお金と向き合おうとしなければ、状況は何も変わりません。
まずは使ったお金だけを毎月記録してみるとか、ガッツリ家計簿をつけてみるとかでもいいですし、よく分からなければお金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談してみるというのもいいでしょう。
とりあえずできることから、第一歩を踏み出してみることが大切です。
ちなみに一度の見直しでわりと大きな金額が削減できる固定費の削減はぜひともやっておきたいところです。
我が家も一度の見直しで年間75,000円の節約に成功しているよ!
お金とは一生付き合っていくもので、いつかは本気で向き合わなければいけません。
もし「貯金なんてできないし…」と思い込んでしまって見直しすらもしていない場合は、早めに家計に向き合っていきたいですね。
「お金=悪」が無意識のうちに刷り込まれている
- お金ってなんとなく汚いイメージがあって、イマイチ貯金に身が入らないということも😰
- お金はあくまで「生きていく上で必要なツール」として見ておこう💡
貯金ができない人の中には、「お金=悪」というようなネガティブなイメージが無意識のうちに刷り込まれているという方もいます。
お金というと、世間一般的には「生きていく上で必要なもの」、「お金があれば余裕のある暮らしができる」という認識はあるものの、「でもやっぱりお金ってなんか汚いよね」みたいな、なんとなくあまりいいイメージがない雰囲気がありますよね。
お金そのものに対するネガティブなイメージ
- 不特定多数の人が触るお金は汚い
- 人前でお金の話をするのはみっともない
お金をたくさん持つことへのネガティブなイメージ
- お金持ちはお金に固執してケチなイメージがある
- 宝くじに高額当選した人はその後に不幸になったという話を聞く
- 事業で成功して急激に莫大な財産を築いた人はその代わりに多くのものを失っている
- お金を持つようになってから人が変わってしまうということがある
- 金銭トラブルや人間不信につながることがある
このようなお金へのネガティブなイメージが無意識のうちに刷り込まれ、「お金=悪」というふうに考えてしまっている方は要注意。
そういったイメージを持っているとお金を持ちたいとは思えなくなったり、手元にお金があればさっさと使い切ってしまいたくなったりするかもしれません。
もしお金にこういったイメージを持っていれば、お金はあくまでも「生きていく上でのツールのひとつ」程度に考えておきましょう。
そう考えられるようになると、貯金もムリなく進めていけるかもしれません。
まとめ:無意識に貯金ができない思考のクセをしている場合は少しずつ直していこう!
貯金ができないと一口で言ってもその理由はさまざま。
ムダ遣いしてしまうとか、収入が少ないとか以前に、無意識のうちに貯金が成功しづらい考え方や行動をしてしまっている可能性もあります。
「もしかして…?」なんて思い当たることがあれば、意識して少しずつでも「貯まりやすいクセ」に変えていくようにしたいですね。
ムリなくできる貯金のやり方を見つけていこう!