この記事の内容
住信SBIネット銀行の「目的別口座」を使ってみて分かったメリットや、出来ること・出来ないことを解説🌸
住信SBIネット銀行の目的別口座の活用方法も紹介🙌
目的別に口座を分けたい。
でもいくつも口座を持つのは面倒なんだよね…。
そんな悩みを解決してくれたのは、住信SBIネット銀行の「目的別口座」のサービスでした。
目的別口座はその名のとおり、目的別に分けて使える口座。
口座をいくつも持つと管理が面倒ですが、住信SBIネット銀行の目的別口座であれば、実際に持っている口座は住信SBIだけなのでかなり管理しやすいですよ。
そこでこの記事では、私が住信SBIネット銀行の目的別口座を実際に使ってみて、
- 住信SBIネット銀行の目的別口座で出来ること・出来ないこと
- 住信SBIネット銀行の目的別口座の活用方法
について解説していきます。
この記事を読むことで目的別口座について分かり、お金の管理がグッとラクになりますよ。
Contents
目的別口座を使うメリット

住信SBIネット銀行の目的別口座とは、住信SBIネット銀行内に仮想の口座を作って、目的別に資金を管理できるサービスです。
目的別口座を使えば、例えば
- 冠婚葬祭貯金
- 車購入貯金
- 子ども貯金
- マイホーム貯金
- 海外旅行貯金
というふうに、貯金をさらに細分化することができます。
もちろん目的別口座を使うにあたっての手数料はかかりません。
貯金を細分化するメリットは以下の2つです。
メリット1:貯金を細分化できる
目的別口座を使うメリットの1つ目は、
貯金を細分化することで、より正確な貯金額を把握できる
ことです。
貯金ってひとつにまとめて管理していると多く見えがちなのですが、必要な用途に分けて見てみると、意外と少ないんですよね。
実際に私はどーんと100万円があると、貯金がたくさんある気がしていました。
でも細分化してみると、それぞれの項目では50万円、30万円、20万円…というように、意外と少ないんだなぁと感じたことがあります。
たくさんあると思うと、気が緩んで「ちょっとしたご褒美で、アレ買おうかなぁ」と無駄遣いの原因になることもありました。
そのため、目的別口座を使うことで、
- 今ある貯金が
- どの項目に対して
- いくらあるのか
を把握できること。
また、それによって、気が大きくなって無駄遣いをしてしまうのを防げるのは、目的別口座のメリットの1つです。
メリット2:ひとつの口座で済む
住信SBIネット銀行の目的別口座の2つ目のメリットは、
銀行口座をいくつも持つ必要はなく、住信SBIネット銀行ひとつだけで済む
ことです。
私は独身時代、4つの口座に分けて、貯金を管理していた時期がありました。
ですが銀行口座ごとにまとめると、管理が面倒なんですよね。
例えば、
- 毎月わざわざお金を入金しに行かなければいけない
- 通帳が4冊もあってかさばる
- 現在の資産が合計でいくらあるのかがパッと分からない
などがとても面倒に感じました。
お金の流れが面倒かつ複雑になることで、管理が面倒になって、貯金を億劫に感じていた時期もあります。
なので用途別に資金を分類することが出来つつも、住信SBIネット銀行ひとつで完結できる目的別口座かなり便利です。
必要な所は分けつつ、でもシンプルに出来るなら、それに越したことはありません。目的別口座を使えば、より分かりやすく、貯金を管理できますよ。
目的別口座の2つ目のメリットは、住信SBIネット銀行ひとつだけで、資金を最大6つの目的で分類できることです。
住信SBIネット銀行の目的別口座で出来ること

住信SBIネット銀行の目的別口座では、貯金を目的別に管理しやすくする、さらに便利な機能を3つ備えています。
5つまで目的別口座を作成可能
住信SBIネット銀行の目的別口座は5つまで作成可能です。
代表口座と合わせると、住信SBIネット銀行がひとつあるだけで、6つの用途に資金を分けることが出来ます。
また、対象となるのは以下のお金です。
目的別口座で取り扱い可能な商品
- 円普通預金
- 円定期預金
- 当座貸越
- 外貨普通預金
- 外貨定期預金
普通預金しか出来ないイメージがありますが、実は定期預金や外貨預金・外貨定期預金も取り扱っています。
定期預金も対象になるから、ある程度お金が貯まったら、まとまったお金を定期預金に回すのがオススメです。普通預金でそのまま貯めていくだけよりも、少し高い金利で預けることが出来てお得ですよ。
目標の金額・期日を設定可能
住信SBIネット銀行の目的別口座では、以下の項目を設定することが出来ます。
目的別口座で設定できる項目
- 目的別口座の名前
- 目標の金額
- 期日
- アイコン
そして達成度がパーセンテージで示されます。
住信SBIネット銀行の目的別口座では名前、金額、期日が設定できる!目標に向けてのパーセンテージやコメントまで!(出展:住信SBIネット銀行)
口座に名前を付けられるから、何に対する貯金なのかが一目瞭然。
「いつまでにいくら貯めなければいけない」と明確になり、達成度がパーセンテージで表示されるから、俄然やる気が出てきます。
金額と期日を入力しておくと、毎月コツコツと貯まっていくのが楽しみになります。今何%まで貯まっているのかがパーセンテージで表示されるので、「これだけ貯められた」という自信にもつながりますよ。
もちろん、目的の金額や期日を決めずに利用することも出来ます。
私の場合、一時期していた「1年後の家族旅行に向けての貯金」には、期日と金額を設定していました。
ただ、普段の貯金(将来への貯金や冠婚葬祭用など)には、期限や金額を設定しないで利用しています。
メモを設定可能
住信SBIネット銀行では、移動した取り引きにメモ書き(全角15文字以内)を残せます。
住信SBIネット銀行では取り引きにメモが残せる!忘れっぽい私には嬉しい機能。(出展:住信SBIネット銀行)
目的別口座でも、もちろんメモを残すことが可能。
このメモ書き機能も併用すると、お金の管理がしやすくなるのでオススメです。
例えば取り引き内容をパッと見た時に、「〇万円を移動してるけど、なんで移動したんだっけ…?」となること、ありませんか?
また、「こないだの結婚式の費用、冠婚葬祭用から移動したっけ…?」とか。
何に使っているのかが分からなかったり、思い出せなかったりすると、モヤモヤしますよね…。
でもメモ機能を使うことで、こういったモヤモヤはとても少なくなりました。
例えば
- Aちゃんの結婚式のお祝い分はもう移動したけど、Bちゃんのはまだだった!移動しておこう
- 〇月分のクレジットカード分、まだ移動してなかったな
といった感じです。
家計簿や明細を見ればたいてい分かるのですが、調べるのに時間がかかることもあるんですよね。なので、動いたお金にメモを付けると分かりやすいですし、手っ取り早く追跡が出来てオススメです。
住信SBIネット銀行の目的別口座で出来ないこと

住信SBIネット銀行の目的別口座は、あくまで住信SBIネット銀行内の仮想の口座です。
口座という名前は付いているものの、それぞれの目的別口座に支店や口座番号などは割り当てられません。
その特性ゆえに、目的別口座では出来ないこともあります。
ここからは、住信SBIネット銀行の目的別口座で出来ないことを解説していきますね。
実際にこれらのことを出来ると思っていたので、ちょっぴり残念な気持ちになりました…。
自動振替
目的別口座では、自動振替が出来ません。
例えば私の場合、
- 将来の貯金:毎月3万円
- 冠婚葬祭用:毎月1万円
として積み立てをしていますが、これを自動的に目的別口座に振り替えることは出来ません。
自分で住信SBIネット銀行にログインして、代表口座から目的別口座に振り替える操作をして、資金を移動します。
これは素直に面倒ですね…。目的別口座の数があればあるだけ、操作の手間が増えます。
ただ、操作自体は1分もかからず出来て簡単です。
「毎月〇日に目的別口座に振り替える」というように、ルーティンに組み込んでおくのがオススメです。
ATMから直接の入金・出金
目的別口座では、ATMから直接入金・出金をすることが出来ません。
目的別口座とお金のやり取りが出来るのは、代表口座・目的別口座間のみです。
ATMから入金したお金を目的別口座に移したい時や、目的別口座のお金を出金したい時は、一度目的別口座を経由する必要があります。
ただし、目的別口座間でのお金のやり取りは可能です。
例えば私は一時期、以下のように分けて、目的別口座を運用していました。
- 将来用の貯金
- 車の貯金
- 冠婚葬祭用
- お小遣い
- コンタクトレンズ代
結婚式があって、「冠婚葬祭用」のお金を出金したい場合は、一度代表口座に移してから、ATMから出金する必要があります。
ただ、目的別口座間でのお金の移動が可能なので、例えば「今月ちょっと厳しいから、コンタクトレンズ代からお小遣いにお金を移動しよう」といったことは可能です。
ATMから直接入金・出金できないのは不便ですが、目的別口座間で資金を移動できるのはありがたいですね。
引き落とし
目的別口座は、引き落とし口座に指定することが出来ません。
引き落とし口座に指定できるのは代表口座のみ。
なので目的別口座のお金を引き落としに当てたい場合は、一度代表口座に資金を移動する必要があります。
これは実際に使っていてかなりガッカリしました…。
例えば上記の例をもう一度出しますが、私は一時期、以下のような目的別口座の分け方をしていました。
- 将来用の貯金
- 車の貯金
- 冠婚葬祭用
- お小遣い
- コンタクトレンズ代
上記の「お小遣い」の口座に関して、本当は自分の娯楽費で使ったクレジットカードの引き落としは、「お小遣い」の口座から引き落としたかったんです。
ですが、目的別口座を引き落とし口座に指定できないから、毎月クレジットカードで使った分の金額を、代表口座に移すという手作業が発生しています。
目的別口座と同様のサービスを提供している銀行はいくつかありますが、引き落としはなかなか難しいみたいですね…。本当は目的別口座から引き落としされるとラクなのですが、これは諦めるしかなさそうです。
振り込み
目的別口座では、振り込みの機能は一切使えません。
こちらから振り込むことも、振り込んでもらうことも、です。
ただ、目的別口座と同様のサービスでGMOあおぞらネット銀行が展開する「つかいわけ口座」というものがあるのですが、こちらは振り込み入金のみ利用できます。
私の使い方だと、目的別口座で振り込みの機能を使うことはありません。もしネット取り引きなどで代表口座の情報を教えたくないということであれば、GMOあおぞらネット銀行の「つかいわけ口座」を利用するのもひとつの手ですね。
目的別口座の活用方法

目的別口座は資金を分けるのに便利ですが、口座情報が割り当てられないゆえの制限もあります。
それらも踏まえて、目的別口座の活用方法を紹介してきます。
貯金
目的別口座が一番向く活用方法は貯金です。
資金をいくつかに分類して管理できるし、それでいて持つのは住信SBIネット銀行のひとつだけ。
こんなに貯金に便利な口座はありません。
住信SBIネット銀行を貯金用口座として利用する方法は「関連貯金用の口座は「住信SBIネット銀行」一択!10年以上愛用する主婦がその理由と使い方を解説。」で詳しく解説していますので、こちらをどうぞ。
費用がかさむものの積み立て
目的別口座は費用がかさむモノの資金を貯める時にもオススメ。
例えばですが、私はコンタクトレンズの購入費用を、「コンタクトレンズ積み立て」として目的別口座を使用していました。
コンタクトレンズってまとめ買いだと安くなるのですが、半年分まとめ買いすると15,000円近くの出費になって痛手だったんですよね。なので毎月3,000円を積み立てるようにしました。
日用品に限らず、「費用が高くつきやすい特定のモノ」は、目的別口座を使うと貯めやすくてオススメ。
例えば、
- パソコンの購入費用
- 推しのグッズ購入費
- ライブ代の積み立て
などを目的別口座で積み立てていくと、貯まった貯金が見える化できて、モチベーションも維持しやすいですよ。
目的別口座は生活費を仕分けするイメージが強かったですが、趣味や娯楽をさらに細分化して活用することも出来そうですね。
クレジットカードの使い過ぎ防止
目的別口座はクレジットカードの管理にも便利。
どういうことかと言うと、例えば住信SBIネット銀行をクレジットカードの引き落とし先に設定して、さらに「日用品」や「お小遣い」という項目を、目的別口座で作っておきます。
そしてクレジットカードを使ったら、それぞれの項目から、使った分の資金を代表口座に移すだけでOK。
クレジットカードの利用金額分を資金移動すると、残金が見える化できて予算も管理しやすいですよ。
ただ、毎回資金を移動するのは少し面倒なので、1か月に1回、まとめて資金移動をするのがオススメです。
クレジットカードってつい使いすぎてしまうのが怖いんですよね。目的別口座で予算を管理すると、使えるお金が見える化できて、クレジットカードの使い過ぎ防止にもなりますよ。
まとめ:目的別口座でお金の管理がもっと分かりやすくなる!

目的別口座を使うと、お金の管理がしやすくなります。
住信SBIネット銀行ひとつで、全部で6通り(代表口座1つ+目的別口座5つ)の振り分けが出来るので、ライフスタイルに合わせて色々な使い方が出来ますよ。
目的別口座は無料で利用できます。目的別口座の作成時に、必ずお金を預ける必要もありません。興味がある方は、まずは目的別口座を作成して、自分に合った使い方を試してみて下さいね。
以上、「住信SBIネット銀行の目的別口座とは?実際に使ってみて感じたメリットや活用方法を解説!」の内容でした。
次に読みたい!

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