この記事の内容
- 毎月お給料口座から→住信SBIネット銀行にお金を移すのが面倒。
- 自動で住信SBIネット銀行に入金してくれる「定額自動入金」を使ってみたら便利だった。
- 定額自動入金の概要や注意点を解説。
毎月住信SBIネット銀行にお金を移動するのが面倒だな…。
私はメインで住信SBIネット銀行を使っています。ただ、お給料が振り込まれるのは地方銀行なので、給料が地方銀行に振り込まれたら、毎月ATMに行って住信SBIネット銀行にお金を移していました。
毎月この作業をしていると面倒で、「どうせ毎月同じ金額なんだから自動化できないのかな…」と思っていました。
…ら、ありました。自動的に入金してくれるサービスが。
その名も「定額自動入金サービス」。
読んだままの意味で、定額を自動で住信SBIネット銀行に入金してくれるサービスです。
これで毎月ATMに行く手間が省けて、憂鬱だった家計管理がラクになりました。
ただ実際に使ってみると気にしなければいけない点がいくつかありました。
この記事では住信SBIネット銀行利用歴15年のOLが、住信SBIネット銀行の定額自動入金について解説しています。
毎月住信SBIネット銀行にお金を移動するのが面倒と感じている方、お金の移動を忘れてしまう方は要チェックですよ~☆
Contents
定額自動入金とは?
住信SBIネット銀行にある「定額自動入金」とは、他の銀行の資金を、自動的に住信SBIネット銀行に入金するサービスのことです。
決まった金額を、決まった日にちに、決まった銀行から入金することが出来ます。
設定も解約も無料です。
※ただし、住宅ローン、目的ローンまたはカードローンの残高がないスルガ銀行Dバンク支店からの入金のみ有料です。
私の場合、給与振り込みされる地方銀行から→メインの住信SBIネット銀行に資金を移すのに使っています。
ATMに行くのが面倒なので、この定額自動入金を使って住信SBIネット銀行に資金を移動しています。
定額自動入金を使うようになってから、資金の移動を忘れることもなくなったし、ATMに出向く煩わしさがなくなったし、手数料もないしでこれらの点は良かったです。
ただ、使ってみて制約を感じることもありました。
次からは、こういった制約や定額自動入金の使い方を解説していきます。
定額自動入金を使うなら残高に余裕を持つべき
住信SBIネット銀行を引き落とし先として利用している場合、定額自動入金を使うのであれば、残高には余裕を持つ必要があります。
というのも、定額自動入金は指定した銀行から→住信SBIネット銀行に入金されるまでに、タイムラグが発生するから。
このタイムラグの間に例えばクレジットカードや家賃の引き落としがあって、なおかつ残高不足だと引き落としがかかりません。
ちなみにタイムラグ中に家賃の引き落としがあって、残高不足で引き落としされず…ということは実際に私が体験しています。
定額自動入金で毎月お給料が地方銀行から住信SBIネット銀行に自動で入っていて安心していたのですが…ある時に住信SBIネット銀行の口座の残高が思った以上に少なくなり、家賃の引き落としがかからなかったようです。
定額自動入金はスケジュールの都合上、すぐに資金が移動されるわけではありません。
住信SBIネット銀行に入金されるまでにタイムラグが発生するし、なんなら資金が宙ぶらりんで自分のどの口座にも存在していない期間が発生します。
どういうこと?
タイムラグについて理解するには、定額自動入金のスケジュールについて知る必要があります。次からは定額自動入金のスケジュールを具体的に見てみましょう。
定額自動入金のスケジュール
具体的な定額自動入金のスケジュールは以下のとおりです。
- 引き落とし:毎月5日または27日
- 入金日:引き落としから4営業日後
まず引き落とし日は5日または27日と固定されています。
どちらを引き落とし日にするかは自分で選べます。
ただし、引き落とし日が金融機関のお休みの日だった場合は、翌営業日に引き落としされます。
私の場合、お給料が地方銀行に入金されてから27日に地方銀行から引き落としされます。ただ、もし27日がお休みの日だと28日や29日に引き落とされます。
これで地方銀行から引き落としがかかったわけですが、すぐに住信SBIネット銀行に入金されるわけではありません。
住信SBIネット銀行に入金されるのは、引き落としをされてからさらに4営業日後となります。
4営業日後なので、お休みの日を挟むと、実際に住信SBIネット銀行に入金されるのはもっと遅くなります。
このスケジュールでいくと、お休みが連続するであろうゴールデンウィークや年末年始は特に入金が遅くなります。
例えば2024年で言うと、
4月
- 4月30日:地方銀行から引き落とし
- 5月8日:住信SBIネット銀行に入金
👉8日間かかっている
12月
- 12月27日:地方銀行から引き落とし
- 1月8日:住信SBIネット銀行に入金
👉12日間かかっている
となります。
このスケジュール、結構ややこしいですよね。お休みの日も考慮しないといけないという…。
引き落としのスケジュールは住信SBIネット銀行の公式サイトで公開されていますので、正確に知りたい場合、公式サイトを確認するのが確実です👇
関連リンク
定額自動入金サービス(住信SBIネット銀行)
こんな感じで、定額自動入金はタイムラグがネック。スケジュールの都合上、仕方ないことだとは思うんですけどね…。
さらに引き落としがかかってから入金されるまではその資金が自分の手元にありません。
出金元の銀行からは一時的に消えて、住信SBIネット銀行にも反映していないので宙ぶらりんの状態です。
万が一この期間にこのお金を使いたいと思ってもすぐに使うことは出来ず、住信SBIネット銀行に入金されるのを待たなければいけません。
こうやって見ると定額自動入金って使いづらそう…。
私の場合、タイムラグがあることを理解して、余裕資金を用意しておくという対策を取っています。次からはこの対策について説明していきます。
余裕資金を用意しておく
上記のとおり、定額自動入金では、住信SBIネット銀行に入金されるまでにタイムラグが発生します。
なのでクレジットカードや家賃などの引き落としに住信SBIネット銀行を指定している場合は、残高不足にならないか気を付ける必要があります。
この対策として手っ取り早いのは、代表口座に一定の金額を入れておくこと。
これならいつ引き落としが来ても安心ですよね。
そして数日待てば、住信SBIネット銀行に定額自動入金でお金が入ってくるので、自動的に資金が補充されます。
ただ私の場合、代表口座にお金がたくさんあることで散財してしまっていたので、あまり代表口座にお金を入れたくありません。
なので目的別口座(住信SBIネット銀行が提供するサービスです。住信SBIネット銀行内で、資金をさらに細分化できます。)に引き落とし用のお金を用意しておき、必要に応じてこの「引き落とし用の目的別口座」から→代表口座にお金を振り替えています。
こうすることで定額自動入金のタイムラグにも対応できるようになりました。
💡補足
住信SBIネット銀行には複数のバーチャルな口座を作れる「目的別口座」という機能があります。
目的別口座については「関連目的別口座について解説!」のページで詳しく解説しています。詳細はこちらをどうぞ👇
定額自動入金の注意点
定額自動入金の一番大きなネックは上記のタイムラグが発生することだと思います。
ですがその他にも、細かいところで「そうなのかぁ…」と思った点がありました。
これらの点についても解説していきます。
注意点①:引き落とし日の変更ができない
定額自動入金は、引き落とし元の銀行から引き落としされる日は5日か27日と決まっています。
設定の時にどちらか好きな日にちを決められますが、一度決めてしまうと、この引き落とし日は変更できません。
引き落とし日を変更したい場合は、一旦その定額自動入金の契約を解除し、新しく申し込みする必要があります。
ちなみに金額はあとで変更可能です。
注意点➁:引き落としできる銀行が決まっている
定額自動入金では、引き落とし可能な金融機関が決まっていることも注意。
どこの銀行でも引き落としが出来るわけではないようです。
ただ、ネット銀行やメガバンクじゃないとダメというわけでもなく、地方銀行も対象になっています。
実際に私が使っている地方銀行は定額自動入金に対応していたので、意外と対応している金融機関は多いのかもしれません。
また、引き落とし先の金融機関に簡単な条件が設けられていることもあります。
例えば引き落としする金融機関のキャッシュカードを保有していることだったり、一部の銀行ではネットバンキングを契約していることだったりです。
大半の金融機関の利用条件は「キャッシュカードを保有していること」なので、難しい条件ではありません。
引き落としする金融機関の利用条件については、以下のリンクをチェックしてみてください。
関連リンク
定額自動入金サービス (住信SBIネット銀行)
注意点③:入金先は代表口座のみ
定額自動入金の入金先が、住信SBIネット銀行の代表口座のみという点も要注意です。
どういうことかと言うと、定期預金や目的別口座に直接入金が出来ないということです。
他の銀行にある資金を目的別口座や定期預金に移したい場合、面倒ですが、
地方銀行など→住信SBIネット銀行の代表口座→目的別口座、定期預金
というルートを辿って移す必要があります。
補足:目的別口座とは
住信SBIネット銀行が提供するサービスのひとつ。口座の中にあるお金を細分化して分けることが出来るので、予算管理や目的別の貯金などに重宝するサービスです。詳細は関連目的別口座に記載してありますので、気になる方はこちらをどうぞ。
注意点➃:しばらく使わない場合は休止手続きを。
注意点の4つ目として、定額自動入金は3回連続で引き落としが出来なかった場合、自動的に解約になるということ。
しばらく引き落としが出来なさそうだけど、また再開するつもり…という場合、休止の手続きをしておきましょう。
ちなみに私は休止手続きをしたことがあります。一時期手元のお金がかなりギリギリで、地方銀行から住信SBIネット銀行に入金されるまでのタイムラグを待てないほどだったので、休止手続きをしました。
解約になったとしても、定額自動入金の設定をもう一度すれば良いだけです。手数料もかかりません。
ですがもう一度設定するのは面倒なので、しばらく使わないことが分かっている時は休止手続きをしておきましょう。
定額自動入金の申し込みのやり方
定額自動入金の申し込みは住信SBIネット銀行側と出金する銀行側の2つから申し込む必要があります。
はじめに住信SBIネット銀行から申し込みをして、途中から出金する銀行側の手続きに変わります。
アプリからは手続きが出来ず、WEBからの申し込みのみです。(WEBであればスマホでもパソコンからでもOK。)
手続きは画面の指示どおりに進めば良いので簡単なのですが、作業量が多めという点ではちょっと面倒です…。
一度申し込めばその後は自分で資金移動をする手間がなくなってラクになります。15分もあれば出来るので頑張りましょう~🥺
ということで、住信SBIネット銀行側の手順は以下のとおりです。
👇住信SBIネット銀行側の手順(スマホ)
- 住信SBIネット銀行にログイン
- 左上の≡をタップ
- 「入金・受取」をタップ
- 「定額自動入金」をタップ
- 「お申込み・契約一覧」をタップ
- 「新規申し込み」をタップ
- 説明が表示されるのでこちらを読んで「次へ進む」をタップ
- 注意事項が表示されるのでこちらを読んで「上記について同意しました」にチェックマークを付けて、「次へ進む」をタップ
- 必要事項を入力(契約名、引落日、引落金額)
- 「確認する」ボタンをタップ
- WEB取引パスワードを入力し、「次へ進む」をタップ
- 「次へ進む」をタップ
この先は出金する金融機関のサイトに遷移し、出金する金融機関側で設定をします。
ここから先は出金する金融機関によって表示が変わります。暗証番号やネットバンキングの情報が必要になる(私の使っている地方銀行はそれらが必要でした)ので、手元に用意しておきましょう。
申し込みをしたら、あとは初回の引き落としがされるのを待つだけ。
初回は引き落としまでに少し時間がかかり、申し込みが終わってから8営業日後の、最初の引き落とし日に定額自動入金が開始されます。
けっこう時間がかかるんだね。時間に余裕を持って設定しておきたいね。
まとめ
住信SBIネット銀行の定額自動入金を使えば、地方銀行から住信SBIネット銀行に自動的にお金が入金されます。
自分でお金を移動する必要もないし、忘れる心配もないのでうっかりさんやズボラさんには重宝するサービスです。
ATMでお金の移動をしていた手間が省けて、家計管理が少しラクになりました。
住信SBIネット銀行をメインで使っている方、資金を移動させている方は、ぜひ定額自動入金のサービスをチェックしてみてください。
以上、「住信SBIネット銀行の定額自動入金について解説!」の内容でした。
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