わたしたちが毎日生活するのに欠かせない食事。
毎日の食卓に並ぶ料理には必ず「食材費」がかかっており、毎月かかる「食費」は一人暮らしの場合でも最低2~3万円ほどだとか。
家庭を持っている場合は一人暮らしでかかる食費の数倍の食費がかかることもあります。
食費を少しでも減らして、趣味とか貯金に回せないかな?
ちょっとの知恵と工夫で食費は減らせるよ!
食費の節約は「お金の管理が苦手な方」や、「今まで食費の節約経験がない方」でも、ちょっとした工夫をするだけですぐに始めることができます。
この記事では、食費を少しでも節約したい方にオススメの「カンタンな食費の節約法」を見ていきましょう。
Contents
食費の節約を始める前に知っておこう!

Check!
食費の節約方法を見ていく前に、まずは食費の節約をするときに気を付けたい注意点」を知っておきましょう。
節約しよう!と思いすぎないこと
節約をすることは豊かな毎日を送るために重要ですが、節約をすることばかりに注目してしまうと、節約が思うようにできていなかったときに精神的なストレスになってしまう可能性があります。
別の記事(関連貯金に活かしたい「成功体験を積み重ねて大きな成功を掴む」心理)でもお話しているとおり、「節約がうまくいかない」と感じると、自信がなくなり、節約や貯金へのモチベーションがなくなってしまうかもしれません。
食費の節約に限ったことではありませんが、節約をするときは
「節約をしよう!」と思いすぎることは避ける
ようにして、ムリをせずにやっていきましょうね。
健康を害するほどの食費の節約はNG
食費の節約をするときにもうひとつ気を付けたいのが「食費の節約を重視しすぎて栄養バランスが偏っていないか」ということ。
食費の節約をしすぎて体調を崩してしまっては元も子もありません。
節約をしつつも、しっかりと栄養バランスの整った食事を摂るようにしましょう。
外食を減らして自炊するようにする
食費の節約っていったらやっぱり自炊?
自炊は栄養も摂れるし節約にもなるから大事なことだよね!
食費の節約というと、真っ先に「自炊する」ことを思い浮かべる方も多いはず。
自炊と聞くと「毎日仕事で帰宅が遅い」、「帰宅したらもうクタクタ…」なんて日もごはんを作るのはしんどいよ!という声も聞こえてきそうですが、外食をまったくしてはいけないわけではありません。疲れている日は外食やお惣菜、お弁当でもよいでしょう。
ただ、外食はやはり単価が高くなりがちですので、
普段から自炊をしておいて、用意できないときは外食、お惣菜、お弁当を利用する
ということを心がけたいですね。
もしあなたが外食をよく利用するのであれば、外食の頻度を減らすだけでも大きな節約につながりますよ。
でも自炊がいいと分かっていても、疲れてなかなかできないんだよねぇ。
自炊はちょっとした工夫でやりやすくなるぞ!
自炊をするならまとめて作る、冷凍しておく、乾物を利用するなどの工夫が必要
自炊って買い物に行って、調理して、後片付けして…って、いっぱいすることがあるよね。
いろいろ工夫をして自炊がしやすい環境にしておくといいね!
いくら「自炊で節約できる」と分かっていても、仕事や用事でクタクタになってそんな気力がわかないこともあります。
そんな方はちょっと工夫して自炊してみましょう。
買い物をラクにする工夫
- 食材はあらかじめ買っておいて冷凍しておく
- 日持ちのする食材を買っておく
- 乾物を利用する
仕事や用事で疲れているところに、買い物に行ってさらに調理するなんて考えるだけでゲンナリ…。
そんな方は、食材をあらかじめ買っておいて冷凍しておいたり、日持ちのする食材を買っておくといいですね。
例えば肉やソーセージ、ハムなどは冷凍できますし、たまねぎやニンジン、こんにゃくなどは日持ちしやすいです。
切り干し大根やひじき、小魚などの乾物も日持ちしますし、常温でも保存できるのでおすすめです。
じゃあ調理をラクにするにはどうしたらいいかな?
調理も工夫をすることで簡易化できるよ!
調理の工夫
- 休みの日にまとめて作ってストックを作る
- 冷凍しておく
- アレンジが効くメニューを作る
仕事や用事がある日に調理しなくていいよう、休みの日にまとめて作っておいたり、冷凍しておくとラクチンですね。
また、「毎日同じようなメニューが続いてイヤだなぁ」という方は、アレンジできるメニューにしてみるのもよいでしょう。
アレンジメニューってこんなもの!
- 肉じゃが→カレーにアレンジ
- カレー→カレーうどんにアレンジ
- かぼちゃの煮物→かぼちゃのスープにリメイク
- ひじきの煮物→ひじきごはんにリメイク
作り置きだと同じメニューが続いてしまうのがデメリット。自分だけならまだしも、家族がいると同じメニューを出し続けるのはなかなか難しいですよね。
アレンジメニューは覚えておくと「今あるメニューにちょっと手を加えるだけで違うメニューにガラリと変身」できるのでおすすめですよ。
ズボラさんはアレンジメニューをぜひ覚えておこう!
自炊が高くなるケースもあることに気を付けよう
ここまで「自炊をしよう」とおすすめしておいて真逆のことを言いますが、自炊すると逆に高くつくこともあります。
どういったケースで自炊が高くなるかも抑えておきたいですね。
自炊が高くなってしまう例
- 買った食材が傷んで捨ててしまう
- 食材の品質にこだわりすぎてしまう
- 食材や調味料を揃えて高くなってしまう
せっかく買った食材を使いきれずに捨ててしまうと食費は結果的に高くなってしまいます。
こういったことは一人暮らしや夫婦2人だけの家庭などで起こりやすくなります。
また、高級な食材にこだわってしまう、必要な食材や調味料を揃えることで高くつくことも。
たまに食材や調味料などにこだわってみるのは食の楽しみになりますのでよいことですが、いつもこだわってしまうのは節約の観点から考えると考えもの。
自炊の方が高くついてしまいそうであれば、臨機応変に外食やお惣菜などを活用していきたいですね。
値引きされている時間を狙って買い物に行く
食費の節約といえば「値引き商品」ってかなり重要だよね。
運良く値引き商品に出会えるとうれしいよね。
同じ食品を買うなら値引きされているに越したことはないので、できれば値引きがされる時間帯を狙って買い物したいところです。
お店ごとに「値引きされる時間」が決まっていますので、自分がよく利用するスーパーの値引きタイムをリサーチしておくといいですね。
ただ、値引きされるのは売れ残りの商品が多く、食材によってはちょっと傷みが出てしまっていたり、変色しているものあります。
値引きされている食材を買う場合は、食材の状態をしっかりと見極めて、早めに消化することを意識しておきましょう。
半額の商品にはかなりお世話になってます💕
底値を知って特売やまとめ買いで安くなっているときにまとめ買い!
値引き商品だけじゃなくて、特売品やまとめ買いで安く買える食材もチェックしておきたいね!
スーパーで買い物をするなら「特売の商品」や「まとめ買いで安くなる食材」は要チェックです。
特売の商品を事前にチラシで確認しておくのもいいですし、お肉や野菜などはひとつずつ購入するよりもまとめ買いをする方がオトクなことがあります。
こういった安く買える日にまとめ買いして冷凍保存しておくと節約効果が高いですよ。
でも1円単位でいろんなスーパーの特売を追いかけるのは疲れるなぁ…。
底値を知っておくだけでもいいんだよ!
特売品を狙うというと「いくつもの店舗の価格を比較して1円でも安いところで買う」というイメージが強いですが、個人的には時間と労力がもったいないのでそこまでしなくてもよいと思っています。
だって1円安いスーパーに行くために1時間も時間をかけるってすごく損した気分になりませんか?

時間対費用も大切!
スーパーの値段が安いかを見極めるには、底値を知っておいて「このくらいなら買ってもいいかな」という許容範囲の金額を自分の中で持っておくだけでも十分です。
底値を知るには
- 複数の店舗のチラシを見比べる
- アプリを利用して記録をつけていく
底値を知って、特売やまとめ買い、冷凍保存を上手に利用したいですね。
予算を決めて買い物の回数を減らす
スーパーに行ってついついいっぱい買っちゃう…。
いっぱい買ってしまう原因を考えて対策してみるといいね。
食費が多くかかっている家庭では必要な食材以外の食品を購入してしまっているケースが多く見られます。
あなたはスーパーを周っていて必要のないお菓子や菓子パン、食材などを買ってしまっていませんか?
「たった100円だし、いいや、買っちゃえ♪」と思っていても、「塵も積もれば山となる」で、月間、年間で見ると大きな金額になってきます。

耳がイタイ…。
こういった「ムダ買い」を減らすには、
- 1回の買い物で使う金額を決めておく
- 買い物の回数を減らす
- おながが減っている状態で買い物をしない(笑)
などの対策をしてみるのがおすすめ。
分かりやすくムダ買いを減らすには予算を決めておくのが効果的です。
ただ、その予算自体が必要以上に大きい金額であればあまり意味がないですし、そもそも買い物中に計算するのは少し面倒…。
そんな方はいっそのこと買い物の回数を減らしてみるのもいいですね。
買い物の回数が減ればムダ買いをしたとしてもダメージは少ないですし、あまった時間を別のことに費やせるので一石二鳥です。
また、意外に侮れないのが「空腹の状態で買い物をしない」ということ。
日々買い物をする主婦なら、「おなかが減ったから、ごはんを作る前にこれ食べてやる気出そ~♪」なんて思ってついついおやつを手にしている…なんてことが一度はあるはず。
おなかが減っているときは特に判断が甘くなりがちではありませんか?
買い物をする時間帯はライフスタイルによりますのでコントロールしづらい部分ですが、できればおなかが減っていない状態で買い物に臨みたいですね。
わたしは意志が弱いからできるだけコバラを満たしてからスーパーに行くようにしてる!笑
コンビニは利用しないことがイチバン!プライベートブランドやキャンペーンを利用してみる
ついついコンビニに行くのも節約の視点から見ると良くないっていうよね。
コンビニは利用しないか、利用するならプライベートブランドやキャンペーンを利用するのがおすすめだよ!
コンビニは24時間営業で便利ですが、スーパーと比べてみると商品の値段はとても割高です。
コンビニでの買い物が増えてしまうと必然的に食費がかかってしまいますので、できる限りコンビニでの買い物を減らすようにしたいところです。
それでもコンビニを利用することがあるときは、
- プライベートブランドの商品を買う
- キャンペーンを利用する
という方法で食費を節約するのがおすすめです。
コンビニのプライベートブランド(PB)の商品なら比較的安価なのでおすすめ
最近はコンビニでプライベートブランド(「PB」って略されたりもします)を展開しており、「よい商品を安く」提供してくれています。
コンビニのプライベートブランド
- セブンイレブン:セブンプレミアム
- ローソン:ローソンセレクト
- ファミリーマート:ファミリーマートコレクション
- ミニストップ:トップバリュ
プライベートブランドの商品はコンビニとメーカーが共同で開発しているため、比較的安価で販売されているのがポイント。
さらに食卓に並べてもまったく問題のないメニューからちょっとコバラを満たすものまで、さまざまな種類の食品を展開しています。
その中でも特に驚きなのがお惣菜。
コンビニのプライベートブランドのお惣菜はわずか100円~のラインナップでかなりしっかりした内容になっています。
例えばセブンプレミアムのお惣菜の例がこれ!かなり本格的なラインナップですよね。(出展:セブンイレブン)
「仕事で疲れて自炊ができない」、「お弁当を作れなかった」なんてときは外食をするのではなく、自分で白米だけを用意して、コンビニのプライベートブランドのお惣菜を利用してみるのもいいかもしれません。
コンビニのお惣菜って意外に侮れないんだよね!
コンビニのキャンペーンを狙おう!
コンビニでは各種キャンペーンを実施しています。
内容はコンビニ独自のものからメーカーのもの、提携しているポイントのものとさまざま。
キャンペーンの例
- お茶を買うとオマケがついてくる
- 〇円以上買うとスピードくじでいろいろ当たる
- コーヒーを〇日の間に〇本買うと1本無料でプレゼント
- アプリで割引クーポンの配布
上記のようなキャンペーンであれば期間を変えてたまに開催されていますので利用しやすいです。
特に各種アプリでは限定のクーポンを配布していますので、よく利用するコンビニのアプリはダウンロードしておいてもよいでしょう。
そして意外と侮れないのが「コンビニが提携しているポイント」が実施するキャンペーン。
コンビニが提携しているポイント
こういったポイントが実施するキャンペーンでは、ときどき目玉が飛び出るレベルのキャンペーンを実施しています。笑
過去にはdポイントや楽天のポイントが5,000円分、6,000円分もらえるキャンペーンが実施されていたことも。
ここまですごい量のポイントが配布されるキャンペーンはまれですが、100円分や200円分のちょっとした金額のものでしたらたまに開催されていますので、節約のために利用してみましょう。
楽天バリアブルキャンペーンは参加しやすいので知っておこう!
まとめ:食費の節約はちょっとの工夫でムリなくできる!
食費の節約はちょっとの工夫でできることが多いですが、家族構成やライフスタイルによってできることが大きく変わってきます。
ドカンと節約できる方法は少ないですが、コツコツと毎日節約を続けることで、1か月、1年間、10年間で見ると大きな差を生み出すことができます。
あなたも自分に合った食費の節約で、豊かな毎日を送りましょう。
おいしく食べられて、ムリなく節約できるのがイチバンだね!
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