せっかくある明細登録の機能。ひとつひとつ品目を登録しておくと分析に便利なんだけど、そんなに細かく全部を登録するのは面倒…。どういうケースで品目の登録をしたら良いんだろう?
Zaimではひとつの明細の中で、品目を複数登録できます。
最初は「よし!買い物の記録を全部付けちゃうぞ!」とすべての品目を登録していました。
…が、全部登録するのは大変で非現実的でした。
スーパーで買い物して、トマト〇円、キャベツ〇円、はるさめ〇円…とか事細かに書いてたら、トラウマ級に家計簿が嫌いになりそうでした。笑
いろいろ思考錯誤した結果、「こういう時は面倒でも品目の登録をした方が良いな」「こういう時は品目の登録をしなくても良いな」と分かってきました。
そこでこの記事では、「Zaimの品目を登録した方が良いもの」を解説していきます。
品目の登録を適切にしておくと分析がしやすくなったり、お金の感覚が身に付いたりして、家計のスリム化に役立ちますよ。
家計簿をどこまで詳細に登録すれば良いのか悩んでいる方、どのようにZaimを使えば良いか悩んでいる方、面倒だけど適度に家計簿を付けておきたい…という方はぜひチェックしてみてください♪
Contents
Zaimはひとつの明細の中で複数の品目が登録できる
まずはZaimの品目登録で何が出来るのかを見ていきましょう。
Zaimはひとつの明細の中で、複数の品目を登録できます。
さらに品目ごとに
- 商品名
- 値段
- カテゴリ
- メモ
を設定することも出来ます。
イメージはこんな感じです👇
ひとつの明細の中に複数の品目を登録できて、さらに品目ごとに細かく設定が出来ている点に注目です。
例えばドラッグストアで
- トマト…100円
- 洗剤…400円
を買って、合計500円を楽天カードで支払ったとしますよね。
この時の明細は
- 金額…500円
- 支払方法…楽天カード
- カテゴリ…ひとつのカテゴリのみ
となります。
ですが内訳としては、
- トマト…100円。カテゴリは食料品。
- 洗剤…400円。カテゴリは消耗品。
で登録したいとしますよね。
500円の明細でも、内訳としてはモノが複数混在している、値段が違う、カテゴリが違うことってよくありますよね。
こういった時、Zaimではひとつの明細の中に複数の品目を登録できるので、この500円の内訳を以下のように詳細に記録することが出来ます。
2023年5月16日 ドラッグ〇〇 500円 楽天カード
- トマト 食料品 100円
- 洗剤 消耗品 400円
さらにそれぞれに商品名やメモを載せることが出来ます。
なので例えば
- トマト…■カテゴリ:食料品 ■金額:100円 ■商品名:◯◯産トマト ■メモ:甘みがあっておいしい!
- 洗剤…■カテゴリ:消耗品 ■金額:400円 ■商品名:△△(ジャスミンの香り) ■メモ:先日ローズの香りが良くて部屋干し臭もしなかったので、気になっていたジャスミンを買ってみた。楽しみだ。
というように、商品名やメモを記載することも出来ます。
これは使い方の幅が広がりますね!
Zaimですべての品目を記載するのは面倒
ということで、Zaimの品目の登録を使えば、”違うカテゴリの商品が混じって集計おかしい事件”が起きません👇
そんなわけですべての品目を記載すれば正確で良いのですが…やってみようとしたのですが、これがすべてを記載するのはとっっっっっっってもメンドイ!!!!(´;ω;`)
スーパーで食料品を買った時に、かぼちゃ◯◯円、いわし◯円、ドレッシング◯円…。
ドラッグストアで消耗品を買った時に、トイレットペーパー〇円、洗剤〇円、ティッシュ〇円…。
超疲れる!!!!!!(;´Д`)🥲🥲🥲
調べてみたところ、Zaimには「レシート読み取り機能」があって、これを使えばカメラでパシャっとしただけで品目が勝手に入ってくるらしい。
便利じゃん!ということでこちらも試してみたものの…文字がきちんと読み取れてないところがたくさんある!!手直しめっちゃメンドイ!!!
かと言ってトマトと洗剤を買った時に、違うカテゴリなのに一緒のカテゴリとして処理されるのはイヤ。
ドラッグストアでトマトと洗剤を買ったら、トマトは「食料品」として、洗剤は「消耗品」として分けてカウントしたい。
でも全部品目ごとに登録するのはムリ…。
そんなこんなでどうしたら良いか思考錯誤の末、落ち着いたのは特定のケースでのみ品目をバラバラに入力するというやり方でした。
この次では、どういったケースで品目をバラバラに登録すれば良いのか、私が落ち着いたやり方を解説していきます。
基本は「分析したいものは別明細」ルールです。
Zaimの品目分けの使い方
ということでここからは、実際にどういったケースで品目をバラバラに登録すれば良いのか、私が実際に使っているパターンを紹介していきます。
品目分けルール①:カテゴリが混在している時に品目を分ける
集計時に正確に集計したいので、ひとつの明細に複数のカテゴリが混在している時は、品目を分けて登録しています。
実際にあった例は以下のとおりです。
例1
- ドラッグストアでトマトと洗剤を買った。「食料品」と「消耗品」で分けたい。
- トマト…■カテゴリ:食料品 ■金額:〇円
- 洗剤…■カテゴリ:消耗品: ■金額:〇円
例2
- スーパーで食料品とポテチとコーヒーを買った。「食料品」は「食料品」カテゴリにしたい。ポテチとコーヒーは「嗜好品」カテゴリにしたい。
- 食料品…■カテゴリ:食料品 ■金額:〇円 ■商品名:空白(登録しない)
- ポテチ、コーヒー…■カテゴリ:嗜好品 ■金額:〇円 ■商品名:ポテチ、コーヒー
ポイントは例2のパターンです。
カテゴリごとにまとめた金額に分けるのでOKです。わざわざ「ポテチ〇円」「コーヒー△円」と分けなくてもOKです。
品目分けルール②:大きな金額の商品は品目を分ける
品目分けのルールの2つ目は、同じカテゴリ内でも、大きな金額の商品は品目を分けるということです。
よくあるパターンは以下のとおりです。
例3
「米」も「野菜等のその他の食料品」もカテゴリは同じ「食料品」ですが、明細はあえて分けています。
金額が大きいものをわざわざ品目ごとに登録する理由は、分析がラクになるからです。
米って金額が大きいので、食料品全体に占める割合が少し大きいんですよね。
そして米を買うとその月の食費も大きくなりがちです。
食費カテゴリの分析をする時に、食料品の金額が高い理由っていろいろあります。
- デパ地下をたくさん買ったからか?
- 食べる量が増えたからか?
- 米を買ったからか?
分析の時に、明細を分けてあると「あ、今月は米を買ったから食費が少し高いのだな」と簡単に分かります。
これが他の品目とまとめて「3,000円」として登録してあるだけだと、ぱっと見ただけでは「米を買ったから値段が上がっている」と分かりづらく、何がムダだったのかも把握しにくいんです。
なので「米」と「野菜等のその他の食料品」は、私のZaimの管理上、カテゴリは同じ「食料品」ですが、品目は別に登録しています。
「分析したいものは別明細」ルールですね。以下であげる「品目分けルール③」の例も、「分析したいものは別明細ルール」に該当します。
品目分けルール③:購入頻度を知りたい品目を分ける
購入頻度を知りたい品目も、別々に登録しています。
例4
- アマゾンでリップ、メイク落としを購入した。会計をまとめたので、合計3,500円で決済された。
- ■商品名:リップ ■カテゴリ:化粧品 ■金額:1,500円
- ■商品名:メイク落とし ■カテゴリ:基礎化粧品 ■金額:2,000円
上記の例では、リップとメイク落としの購入頻度をそれぞれ知りたかったので、あえて分けて入力しています。
私の考え方なのですが、リップやメイク落としなど、日常生活で使う美容商品や消耗品はある程度の購入頻度を知っておいた方が良いと思っています。
そんな購入頻度を知りたい品目も、Zaim上では上記のように品目を別々に登録しています。
これは分析のためというよりも、品目ごとに分けて登録する…を繰り返すことで、購入頻度を感覚的に掴むためです。
何度も登録しているうちに、「そういえばこの間メイク落としの登録したな…大体2か月くらいかな?」と分かってくるんですよね。
なぜ購入頻度を知りたいのかというと、購入頻度が掴めると、出費や買い物の計画が立てやすくなるから。
「そういえばメイク落としそろそろ必要だな」とふと思い出して買っておくことで、買い忘れが減りました。
「ファンデーションのストックがなくなったな。2か月は持つから、ストックは来月の6月の楽天スーパーセールの時に買っても間に合うな」と、買い物の計画を立てることにも役立ちました。
楽天スーパーセールでまとめて買うともらえるポイントが増えてお得なので、こういった買い物の計画を立てられると、ポイ活にも役立ちます。
また、「〇か月後に買おう」「〇月に買おう」と計画した場合、その月の出費計画が立てやすくなります。
「6月は楽天スーパーセールでストック品〇円分を買う予定がある。だから△を買うのはまた今度にしよう。」といった具合ですね。
こうすることで予算内でやりくりしやすくなり、家計簿の赤字は激減しました。
家計簿はあとで見返して分析する時にも役立ちますが、記録を付けている段階で身に付く感覚や分かることもあります。購入頻度を知りたい商品は、面倒でもその都度家計簿に登録するのがオススメです。
品目分けルール➃:メモを付けたい品目を分ける
Zaimでは品目ごとにメモを付けることも出来ます。
なのでメモを付けたい商品を、品目ごとに分けて登録することもよくあります。
このメモは何を記載しても良いので色々な使い道があるのですが、私はよくレビュー代わりに使っています。
例5
- 100均でファイルとペンケースを買った。合計220円。どちらも「文房具」カテゴリで良いが、それぞれのレビューを書きたい。
- ■商品名:ファイル ■カテゴリ:文房具 ■金額:110円 ■メモ:とじづらい。色は可愛いけど、使い勝手が悪かった。
- ■商品名:ペンケース ■カテゴリ:文房具 ■金額:110円 ■メモ:すごく使いやすい!大きさも見た目も良い!これリピ買いであと2つくらい欲しい。
どちらも文房具なので「文房具カテゴリ 220円」だけの登録でも良いです。
ただそれぞれにメモを残したい場合、品目を分ける必要があります。
ちなみにこのメモ機能を使うと”家計簿を付ける”のも”分析する”のも楽しくなるのでオススメ。
私が家計簿を付けられるようになったのも、Zaimのこのメモ機能と画像添付機能が大きな要因です。
メモ機能については「関連Zaimのメモ機能について解説!【家計簿に挫折したOLの救世主です】」で詳しく解説していますので、こちらをチェックしてみてください。
まとめ
Zaimではひとつの明細の中でも、品目を複数登録できます。
品目を分けることで分析しやすくなったり、購入頻度を感覚的に掴むことが出来ます。
ただ、品目を分けすぎると大変です。家計簿がトラウマ級に嫌いになるレベルで大変でした。笑
品目分けは程よくが一番ですね。分析や集計に必要な分は分けつつ、分ける必要がないものは潔く分けない。自分の感覚に合わせて、品目を複数登録してみてください。
以上、「Zaimの品目登録について解説!」の内容でした。