賢く家計管理をするならぜひ利用したいのがクレジットカード。
わたしもスーパーとかスマホ料金とかでクレジットカードで支払いしてポイントを貯めてるよ。
クレジットカードはそれ以外にも特典がいっぱいだけど、注意したい点があることは知ってた?
クレジットカードは利用金額に応じてポイントが貯まる印象が強いですが、実は他にもオトクな特典があります。
クレジットカードはうまく使えば現金払いよりも「オトクに」「便利に」利用することが可能ですが、クレジットカードならではの落とし穴も知っておきたいところ。
そこで、ここではOLさんはぜひ知っておきたい、クレジットカードの賢い使い方と付き合い方について見ていきましょう。
Contents
クレジットカードをのメリットってなんだろう?
クレジットカードはオトクだから使っている人が多いよね。
オトクなことはもちろんだけど、便利だからね!
クレジットカードで支払うことのメリットというとポイントがもらえるというイメージが強いですよね。
でもクレジットカードは他にもオトクになる使い方や、クレジットカードを持っているだけでも受けられる特典などもあり、使いこなすともっとオトクに使うことができます。
使いこなしたい!クレジットカードの5つの「便利でオトク」
- 利用額に応じてポイントが貯まる
- 現金を持ち歩く必要がない
- 手元に現金がなくても欲しいものが買える
- 提携しているお店や施設などの優待が受けられる
- 不正利用の補償や旅行損害保険などがある
- クレジットカードの利用明細書で家計管理がラクになる
まずはクレジットカードのメリットを見てみましょう。
1.クレジットカードの利用額に応じてポイントが貯まる
クレジットカードでは利用した金額に対してポイントが貯まるものが多いです。
クレジットカードで支払いをする人はこのポイントを目的としている人も多いのではないでしょうか。
どれだけのポイントがつくか(還元率)というのはクレジットカードや利用状況で大きく変わってきますが、例えばCMでおなじみの楽天カードなら100円で1ポイントが貯まります。
「100円で1ポイント」とか「100円で2ポイント」というのは一見すると小さい数字に見えますが、家計の支払いをクレジットカードに集約させると支払い金額も大きくなるため、バカにできないポイントが貯まります。
例えば我が家は「リクルートカードプラス」という還元率2%(100円で2ポイントが貯まる)のクレジットカードに支払いを集中させていますが、年間で貯まるリクルートポイントはなんと約3万円分。
貯まったリクルートポイントは主に旅行のときにじゃらんで使ったり、居酒屋で使ってプチ贅沢しています。笑
3万円分もあればいろいろ使えそうだね。
この3万円分のポイントは、現金で支払っていればゼロだったものです。
同じ金額をクレジットカードで支払うだけでポイントがもらえるのなら、クレジットカードで支払った方が断然オトクですよね。
2.クレジットカードがあれば現金を持ち歩く必要がない
最近はクレジットカードに対応したお店が多いため、クレジットカードが一枚あれば現金やお財布を持ち歩く必要がありません。
荷物がかさばりませんし、ちょっと近くのスーパーやコンビニに行くくらいであれば、クレジットカード1枚を持って行くだけでも支払いができるという便利さもクレジットカードのメリットです。
ただし、クレジットカードに対応しているお店が増えているとはいえ、クレジットカードに対応していないお店もまだまだありますので、出先によっては現金を持っておいた方がいいですね。
3.手元に現金がなくても欲しいものが買える
「今どうしても欲しい」、「今どうしても支払いをしなければいけない」けれど、手元に現金がないときはクレジットカードでいったん支払って、実際の支払い日を翌月に回すことができます。
例えば「車が壊れてしまって修理代がかかってしまったけど手持ちがない!」というような予期せぬ突発的な支払いに柔軟に対応できます。
車の故障は滅多にないとしても、「お財布の中にお金があると思っていたら手持ちが足りなくてスーパーで支払いができない…」なんてときも、クレジットカードがあればその場で滞りなく支払いを済ませることができます。
クレジットカードがあると、予想外の事態や手持ちの現金がなかったときに対応できるのはとってもスマート。
ただし、「この化粧品が欲しい」とか、「このバッグが欲しいな~」というときに「いいや、カードで買っちゃえ☆」という思考はとってもキケンです。
後払いがクセになってしまうと支払いがどんどん増えていき、気が付けば「こんなはずじゃなかった…」という金額に膨れ上がる可能性があります。
クレジットカードは基本的には「支払いの先延ばし」であることをしっかり覚えておきたいですね。
4.提携しているお店や施設などの優待を受けることができる
クレジットカードをもっていれば、クレジットカードが提携しているお店や施設などの優待を受けることができます。
どんなものがあるの?
使いやすそうな優待を見てみよう!
イオンカード
- 毎月20日、30日はイオングループでお買い物をすると5%OFF
- ポイントが2倍になる日がある
楽天カード
- 楽天市場で利用するとポイント+1%
- 楽天経由で入会すると入会時に5,000ポイントもらえる
dカード
- ローソンで利用すると最大5%OFF
- dカード特約店(エネオス、ビッグエコーなど)で利用するとポイント還元率+1%
自分がよく利用するお店でオトクになるか、チェックしておきたいですね。
5.不正利用の補償や旅行損害保険などがある
クレジットカードは不正利用されたり盗難の被害に遭ってしまうと、大きな損失を被ることになりかねません。
なので、クレジットカードを安心して使用するために、ほとんどのクレジットカードに不正利用や盗難の被害にあった時に補償してくれるサービスが付帯されています。
これで安心してクレジットカードが使えるね!
実はまだ補償があったりするんだな~。
クレジットカードによってはさらに補償サービスが付帯されていることもあります。
ショッピング保険
クレジットカードを使って購入した商品が壊れている、盗まれたなどのトラブルに遭ったときに、商品代金や修理にかかる金額が補償される
海外旅行保険、国内旅行保険
旅行中にケガや病気をした時にかかった治療費が補償される
不正利用や盗難の補償があるのはなんとなくイメージがつきますが、買い物をして壊れていたものを補償してくれたり、旅行先での病気やケガまで補償してくれるのは意外ですよね。
もちろん補償を使うことがないのが一番よいのですが、こういったことが起こってしまったときのために、自分が持っているクレジットカードに付帯しているサービスや補償内容などを確認しておくといいですね。
6.クレジットカードの利用明細書があると家計簿をつけるのがグッとラクになる
クレジットカードには利用した日や場所が記載された「利用明細書」が必ず存在します。
支払いをするときは基本的に同じクレジットカードを利用するようにして、利用明細書をうまく使えば、
- 家計簿の代わりになる
- 家計簿への計上もれが少なくなる
など、家計簿の管理がもっとラクに、そして正確になるメリットがあります。
クレジットカードの利用明細書は郵送されてきたり、Webでいつでも確認できたりと、申し込みの仕方で確認方法が変わってきます。
個人的にWeb明細はいつでも確認することができてかなり便利なので、家計簿をつけている方はクレジットカードの利用明細書もぜひ利用してみくださいね。
こんな支払いにはクレジットカードを使いたい!
どんな支払いでクレジットカードを使えばいいのかな?
クレジットカードを使いたいところや意外な支払先などを紹介するね!
クレジットカードで支払いをするとポイントが貯まりますので、現金で払うくらいならできればクレジットカードで支払っておきたいですよね。
そこで「こんな支払い方法ではクレジットカードを使いたい!」という支払い先を確認しておきましょう。
食費・日用品
日常生活で頻繁に発生する食費や日用品などの支払いはなるべくクレジットカードで支払いましょう。
単価で見ると小さい金額ですが、1か月、1年単位で見ると大きな金額を使っているはずです。
レジでこまごまと小銭を出す必要もないのでラクチンですよ。
交通費(公共交通機関料金、ガソリン代など)
日常生活を送っていると、どこかに移動する時に公共交通機関の料金やガソリン代などがかかってくることが多いです。
定期券やガソリン代の支払いもクレジットカードでするようにしましょう。
ガソリンスタンドと提携しているクレジットカードであれば、ガソリン給油時にちょっとだけ割引もききますよ。
水光熱費(電気代、ガス代、水道代)
毎月かかってくる水光熱費。
こちらも毎月それなりの金額がかかってきていますので、可能であればクレジットカードを利用して支払いしておきたいところです。
通信費(固定回線費、スマホ料金)
固定回線費やスマホ料金もクレジットカードで支払いしましょう。
スマホ料金はキャリアで契約していると7,000円近くの金額がかかっていることもあり、軽視できない大きな金額です。
スマホ料金をクレジットカードで支払うこともオトクですが、キャリアから格安SIMに乗り換えるだけでも数千円が毎月節約できます。
我が家が格安SIMに乗り換えただけでスマホ料金を毎月4,000円節約した方法は「関連格安SIMでスマホ料金の節約!おすすめの理由やメリット、デメリットを解説するよ!」を見てみてくださいね。
保険料(生命保険、自動車保険、学資保険など)
保険料でもクレジットカード払いができることがあります。
保険料をどのくらいかけているかは人によってかなり幅がありますが、1か月単位、年間単位で見るとそれなりに大きい金額がかかっていることが多いです。
我が家は保険料だけで月8万円(事情がありまして…)かかっていますので、保険料はできるだけクレジットカードで支払うようにしています。
税金も自治体によってはクレジットカードでの支払いが可能!
自治体や税金の種類によっては、税金の支払いにもクレジットカードが利用できます。
税金の支払いでは金額が数万円と大きくなることもありますので、クレジットカード払いを賢く利用したいですね。
国税や確定申告の税金は2017年1月4日からクレジットカード払いができるようになりました。
住民税や地方税(固定資産税、自動車税、軽自動車税など)も自治体によってはクレジットカード払いができます。
ただし、税金のクレジットカード払いで気を付けたいのは手数料がかかってくることがあるということ。
例えば国税だと最低でも82円の手数料がかかり、納税額が大きければ大きいほど手数料は増えていきます。
この決済手数料とクレジットカードの還元率を考慮した上で支払い方法を決めたいですね。
決済手数料のシミュレーター:国税クレジットカードお支払サイト
クレジットカード払いができない会社もある
便利なクレジットカードですが、クレジットカード払いができない企業や自治体も多数存在します。
税金をクレジットカードで支払える地域は決して多くはないですし、保険料もクレジットカード払いができないことがあります。
ムリをせず、できる範囲内でクレジットカード払いに切り替えていきたいですね。
節約のつもりが逆効果に!?クレジットカードのこんな使い方はNG
「ポイントが貯まってオトクだし買お~♪」、「今欲しいから使っちゃおう」と欲望の赴くままにクレジットカードを使っていると、知らず知らずのうちにたくさん支払ってしまうことにもなりかねません。
クレジットカードはオトクなんじゃないの?
オトクなことは間違いないんだけど、ちょっと気をつけておかないと+αで支払いが発生してしまうこともあるから注意だよ。
お得にクレジットカードを使って節約をするはずが、逆に損をしてしまった…なんてことにならないように、クレジットカードを利用するときは以下の5つの点に気をつけましょう。
クレジットカードを使うときに気を付けたいポイント
- 年会費がかかるカードはモトがとれているか、しっかり特典を受けられているか
- キャッシングは利用しない
- リボ払いは利用しない
- 契約時に自動でリボ払いになっていないか
- 支払いを遅延しない
1.年会費がかかるカードはモトがとれているか、しっかり特典を受けられているか
クレジットカードの年会費にはいろんなパターンがあります。
クレジットカードの年会費の例
- 年会費がずっと無料
- 年会費が定期的にかかる
- 初年度は年会費無料、翌年から年会費が定期的にかかる
- 一度でもカードを利用すれば翌年は年会費無料
その年会費を支払って、十分にモトが取れているかを確認しておきましょう。
チェックしておきたいポイント
- ポイント還元は年会費以上になっているか
- クレジットカードの特典を十分に活用できているか
- 使わないのに年会費がかかっていないか
例えば我が家がメインで利用するリクルートカードプラスは年会費が2,000円(税別)かかりますが、ポイント還元率は2%と高めなので、毎年約3万ポイントをもらうことができています。
これなら年会費に対して十分にモトがとれていますよね。
また、今クレジットカードの年会費がかかっていなくても翌年からかかってくるというものもありますので、知らず知らずのうちにクレジットカードの年会費がかかっていないかということにも注意しておきたいですね。
2.キャッシングは借金と心得よ!金利が発生してしまうので利用しない
クレジットカードには「キャッシング」といってお金を借りられる機能が付帯されていることが多いです。
キャッシングをすると金利が発生し、返済時には金利分も含めて返済しなければいけません。
返済のアテがないのにキャッシングを利用することはもちろんアウトですが、翌月にきっちり返済するとしても、金利分が上乗せになってきますのでもったいないです。
キャッシングは借金であることをしっかりと自覚し、利用しないのがイチバン。
キャッシング枠を0円にしておけばキャッシングを利用できないので安心ですね。
3.リボ払いは高金利!借金の感覚なく利用してしまうので利用しない
クレジットカードには「リボ払い」という、どれだけ使っても毎月の支払い金額が一定になる返済方法があります。
このリボ払いは金利15%前後という高金利なうえに、借金をしている自覚がなく、返済額がどんどん増えていくので利用しないようにしましょう。
どういうこと?
例えばリボ払いでは毎月の支払い金額を5,000円に設定すると、どれだけ使っても毎月の支払い金額は5,000円になります。
月々負担する金額が少ないので借金をしている感覚が薄くなりがちですが、リボ払いの買い物を毎月当たり前にしていると、なかなか返済が終わらないという状態になります。
それに加えてリボ払いの金利は約15%前後もあるため、お買い物の返済をしているつもりが、気が付けば金利分をただ支払っているだけで、実際にお買い物した金額は全然返済されていないという状態に陥ることも。
リボ払いは一見すると月々の負担は抑えられますが、金利分も含めて返済する必要があるため、結果的には実際に支払った金額よりも多くの支払いをすることになるのです。
したがって、リボ払いは利用しないようにしましょう。
4.自動でリボ払いになっていないか、カードが届いたら必ず確認しておこう
リボ払いは絶対にしないでおこう…。
発行した直後はリボ払いの設定になっているクレジットカードもあるので注意してね。
クレジットカードによっては発行直後はリボ払いの設定になっているものがあります。
「リボ払いは絶対にしないぞ!」と誓っている方でも、初期設定のままカードを利用すると、知らず知らずのうちに自動的にリボ払いになってしまうかもしれません。
ちなみにわたしが保有しているクレジットカード6枚のうち、3枚はリボ払いが標準となっていました。
クレジットカードが届いたら必ず「標準でリボ払いになっていないか」を確認しておきましょう。
5.支払いは絶対に遅延しない!遅延損害金が発生し、信用情報にもキズがつく
クレジットカードの支払いは絶対に遅延しないようにしましょう。
というのも、支払い遅延を起こすと
- 遅延損害金が発生する
- 信用情報やクレジットヒストリーにキズがつく
からです。
遅延損害金ってどのくらいかかるんだろう?数万円くらいかかるのかな?
遅延損害金は「請求金額」と「遅延日数」をもとに計算されます。
そのため、日常生活のお買い物で使ったような金額で、なおかつすぐに支払いをした場合は数百円程度で済むことが多い印象です。(※わたしの場合は数十円~数百円くらいでした。ケースによって異なる場合があります。)
じゃあ、信用情報にキズがつくとどうなるの?
信用情報やクレジットヒストリーにキズがつくと、今後クレジットカードを新規で発行するときに影響するかもしれません。
また、短期間で支払い遅延を繰り返していると、クレジットカードが利用停止になることもあります。
たった1日でも支払いが遅れると支払い遅延になりますので、クレジットカードの引き落とし口座には常に余裕を持ってお金を入れておくのがベストですね。
支払い遅延は百害あって一利なしですので気をつけましょう。
わたしのようなズボラさんは特に引き落とし口座の管理には注意だよ。
クレジットカードを安全に利用するために利用明細の確認を必ずしておこう!
クレジットカードをさらに安全に利用するために、利用明細の確認は必ずしておきましょう。
というのも、利用明細を確認することにより、
- 振り返ることで使い過ぎを防止できる
- 不正利用に気が付くことができる
からです。
クレジットカードはあとで支払いすることになるため、お金を使っているという感覚が鈍り、ついついたくさん使ってしまいがち。
利用明細を見て過去に使った金額を振り返ることで、お金を使っている感覚がリアルになり、使い過ぎを防止することができます。
また、使った覚えがない明細があれば、不正利用に気が付くことができます。
ただ、不正利用は早めに気が付くに越したことはありませんので、できればこまめに利用明細をチェックしたり、クレジットカードを利用したら速報のメールが来る機能などを活用しておきたいですね。
まとめ:クレジットカードは賢く使えばこわいものなし!家計管理を便利に、オトクにしよう!
クレジットカードは利用方法を誤るとこわいことになってしまいますが、うまく使うことで
- オトクに
- 便利に
利用することができます。
賢くクレジットカードを利用し、家計管理をもっと便利に、そしてオトクにしていきたいですね。
ご利用は計画的に~!