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家計簿

「先取り貯金」なら毎月確実に貯金できる!失敗しないコツ、内訳、やり方などを解説。

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この記事の内容

貯金していくには絶対欠かせない「先取り貯金」に失敗しないコツを解説☺

先取り貯金の内訳やり方も解説📢

貯金をしようと思ったら、先取り貯金が欠かせません。

余った分を貯金しようと思っても、結局余らなかったり、余ってもちょっとだけだったりするからです。

優先して貯金することで、毎月コツコツと、確実に貯金をしていくことが出来ます。

ただ、そうは分かっていても、私は先取り貯金をしているのになんだか上手くいかないなぁ…という思いがありました。

色々思考錯誤した結果、今は先取り貯金が安定して出来るようになりました。

そこでこの記事では、

  • 失敗しない先取り貯金コツ
  • 先取り貯金の内訳項目
  • 先取り貯金のやり方

などについて解説していきます。

この記事を読むことで先取り貯金のコツが分かって、毎月コツコツと、確実に貯金が出来るようになりますよ。

「先取り貯金」とは?

先取り貯金とは、

お給料が振り込まれたら先に貯金してしまい、残ったお金で家計をやりくりしていく貯金方法

です。

とてもシンプルな方法ですが、

毎月確実に貯金していくことができる

継続することで大きな貯金を達成できる

というメリットがあります。

あまったお金を貯金に回す貯金のやり方だと、お金があまらない月は貯金ができませんよね。また、余った金額が少額だと貯金の効率も良くありません。それに対して先取り貯金は、決まった金額を毎月貯金していくので、確実にコツコツと貯めていくことが出来ます。

人はお金があるとついつい使ってしまいがち。

なので、貯金をしていくのであれば先取り貯金で確実に貯金をしてく必要があります。

先取り貯金で失敗しないためのコツ

私は先取り貯金をしていましたが、貯金がうまくできなかったり、なんだかしっくりこない感じがありました。

実際に私が先取り貯金を失敗して、「こうすれば良かったんだ!」と分かった先取り貯金で失敗しないコツは以下の3つです。

コツ1:適正な貯金額で貯金する

先取り貯金をする時には、適正な金額で貯金する必要があります。

私は「貯金しなければ!」という気持ちから、収入に対して多い割合の先取り貯金をしていて、生活がかなり苦しくなっていた時期がありました。

貯金額はライフスタイルによって変わりますが、一般的に言われている貯金の適正額は以下のとおりです。

  • 独身、一人暮らし:手取り月収の10~15%
  • 独身、実家暮らし:手取り月収の30~40%
  • 共働き、子供なし:手取り月収の20%~25%
  • 共働き、子供がまだ小さい:手取り月収の10~15%
  • ボーナスがない(自営業など):手取り月収の15%~20%

参考:わたしの貯金額の適正額っていくら?「続かない!」と嘆かないための貯金額を決めよう。

例えば私の場合、独身時代は手取り15万円で実家暮らしだったので、上記の計算に当てはめると貯金額の目安は45,000円~60,000円です。

それに対して毎月7万円を貯金していたため、自由に使えるお金はかなり少なく、心が荒みきっていました。笑

年間100万円を貯金しようと思ったら、だいたい1か月あたり7万円貯金する必要があったので必死でした。ただ精神的にかなりツラかったし、途中で挫折してしまったので、ムリのない範囲で貯金することが大事ですね。

先取り貯金をする時は、上記の目安も参考にしつつ、生活に支障を来さない、でもある程度多めに回せる貯金額を設定するのが理想です。

コツ2:内訳を決める

先取り貯金をする時に、貯金の内訳を決めるようにしたらうまくいくようになりました。

どういうことかと言うと、例えば「毎月7万円貯金する」という目標よりも、

  • 結婚に関する貯金:3万円
  • 車に関する貯金:3万円
  • 生活に関する貯金:1万円

というように、貯金の内容を細分化すること。

こうやって貯金の内訳を決めておくことで、

  • 貯金の目安が分かる
  • ムダ遣いしづらい
  • 貯金の見直しがしやすい

といったメリットがありました。

ムダ遣いをしづらくなる

先取り貯金をしていく中で、貯金の内訳をしっかり決めておくと、ムダ遣いが少なくなりました。

例えばどーんと100万円があると多く見えますが、内訳が

  • 70万円:結婚式用の貯金
  • 20万円:車用の貯金
  • 20万円:万が一ケガ・入院をした時の医療費
  • 10万円:冠婚葬祭用

だったとしますよね。

そこで「100万円あるから海外旅行に行こう!」とパーっと使ってしまえば、どれかの項目の貯金が減ってしまいます。

そうなるとせっかくしておいた貯金が減ってしまい、また貯め直しになってしまいます。

内訳が不透明だと、大きな金額を見るとつい気が大きくなって使ってしまうことが多かったです。内訳を明確にして、どの項目にいくら貯まってるのかが分かると、ムダ遣いをしづらくなって貯金グセがつきました。

貯金の見直しがしやすくなる

先取り貯金をする時、貯金の内訳を決めておくことで、貯金の見直しもしやすくなりました。

例えば家計が厳しくて、貯金額を減らそうと思ったとき。

闇雲に「よし、貯金を1万円減らそう!」と減らすよりも、

コンタクトレンズを2週間タイプに変えたら月1,000円が減るから、貯金額を1,000円減らそう。

車の購入用として月3万円を充てていたけど、もう十分貯まった。車の貯金は減らして、結婚用の貯金に充てよう。

といった具合に、「何に、いくらを削れるから、貯金額をこう変えよう」と具体的な計画が立てやすくなります。

貯金の内訳を決めておくことで、どの部分をどう修正したら良いかが分かりやすくなるし、ライフスタイルが変化した時も、見直しをしやすくなりますよ。

先取り貯金をする時は、まずは「どの項目ごとにいくら貯めたいか」の内訳を決めておくのがオススメです。

コツ3:仕組み化する

先取り貯金を失敗せずに継続するには、面倒くさくない仕組みを作ることも重要でした。

私が先取り貯金に失敗していたのは、ズボラゆえに貯金が面倒になってしまったというのも原因のひとつです。

実際の例で言うと、私は当初、先取り貯金の内訳を決めて、口座ごとに振り分けていました。

口座ごとに振り分ければ、「どの項目にいくら貯まっているのか」が簡単に分かって便利なんですよね。

ただ、毎月給料日の度に、各銀行を巡ってお金を入れるのが面倒で億劫だったんですよね。

なので次は銀行の積立預金も利用しましたが、積立預金は記帳しないと現在の貯金額をリアルタイムで把握できないのがこれまた嫌になりました。

いろいろ試した末に、辿り着いたのはネット銀行を使って口座を分けること

ネット銀行を使えばお金の移動は自動化できるし、残高もリアルタイムで分かります。

人によってどのやり方が合ってるかは違ってくると思います。ただ、私はズボラなので、出来るだけ自動化して面倒くさくないネット銀行を使うようになってから、確実に先取り貯金が出来るようになりました。

先取り貯金の内訳・項目

先取り貯金をする時は、内訳を決めると貯金がしやすくなります。

内訳を決めて、その合算したものを先取り貯金してしまえばOK。

もし合算した金額が多くて厳しければ、貯金の内訳を見て、減らせそうなところは減らしましょう。

ここからは、先取り貯金の内訳の項目について見ていきましょう。

冠婚葬祭に関するもの

冠婚葬祭・お祝いの費用は、先取り貯金で項目を分けておいた方が良い出費のひとつです。

冠婚葬祭費やお祝いは金額が大きかったり、頻度も高かったりしますよね。通常の貯金と一緒にしておくと使った時に大きく目減りしてしまうので、分けて管理するのがオススメです。

冠婚葬祭・お祝いの費用の例は、例えば以下のようなものです。

  • 自分が結婚式を挙げる時の資金
  • 友人・親族の結婚式のお祝い
  • 結婚式に参列する時の美容院代や着付け代
  • お葬式・お通夜の香典
  • 出産祝い
  • 新築祝い
  • 引っ越し祝い

自分が冠婚葬祭をあげる側でも、呼ばれる側でも、お金はかかってきます。

冠婚葬祭・お祝いの費用はいずれ発生することが分かっているものなので、先取り貯金で毎月コツコツと貯めておくのがオススメです。

車に関するもの

車を所有している場合は、車に関するお金も先取り貯金しておくのがオススメです。

というのも、車に関するお金って、1年や半年に1度など、たまにしか支払いが発生しないモノが結構あるんですよね。

定期的に発生するガソリン代はその都度でも良いかな?と思いますが、頻度が低い支払いや、軽い事故の時のため、車用の貯金をしておくと安心ですよ。

車に関する先取り貯金の内訳は、例えば以下のとおりです。

  • 自動車保険(年払いや半年払いの場合)
  • 車検代
  • 自動車税
  • JAFの会員費
  • 軽めの事故が起きた時の修理代

上記の中でも、気を付けておきたいのが「事故の修理代」。

軽い事故の場合、保険を使って保険料をアップさせてしまうくらいなら、自分の貯金額から修理代を出した方がトータルの出費を抑えられることもあります。

軽い事故のときには自分で修理代を出せるよう、先取り貯金で少しずつ貯めておくのがオススメです。

 なぜ貯金から出した方がトータルの出費を抑えられるの?

軽い事故でも自動車保険を使って修理をすることは可能ですが、保険を使うことで等級が下がってしまいます

等級が下がれば、その分保険料が上がります。

そしてその上がった保険料は、等級が上がるまでずっと払い続けることになります。

その差額分、今までよりも出費が増えます。

さらに下がってしまった等級はすぐに元の等級には戻らず、上げるのにも時間がかかります。

等級は1年間保険を使わなかったときに1等級アップするため、例えば1等級下がってしまった場合は、1年間はその差額分を支払うことになります。

ちなみに保険を使うと等級は1~3等級ダウンする(どれだけダウンするかは事故や使った保険の内容によります。)ため、もし3等級下がった場合は、3年間無事故・無修理でやっと今の等級に戻るということになります。

これらの理由から、軽めの事故で保険を使って保険料を数年アップさせるくらいなら、自分の貯金から出した方がトータルで安くなることがあります。

自分が事故を起こさないようにしていても、もらい事故で車の修理をせざるを得ない状況になることもあります。

私は飛び石(小石がどこかから飛んでくること。私は前のトラックから飛んできました。)でフロントガラスにヒビが入って修理したことがありますが、その時の修理代は約8万円でした。

相手が分からなくて自分で修理代を持つしかない状況でしたが、担当の保険屋さんからは、「この金額なら自己資金で出した方が良いよ」と、等級ダウンのデメリットを強く説明されたことがあります。

保険を使ったらどのくらい等級が下がるのか、保険料が上がるのかをシミュレーションして、場合によっては自己資金で修理代を出せるように貯めておくのがオススメです。

万が一の出費に備えたもの

不慮の事故や病気などで、ケガ・入院をしてしまった時に支払いが出来るよう、万が一の出費に備えた分も先取り貯金をしておくと安心です。

病気やケガは保険でカバーできることもありますが、保険の対象外のケガ・病気に罹患することもあります。

また、後から生命保険や高額療養費などを適用させて一部の金額が戻ってくるにしても、一時的に支払いが必要なこともあります。

支払いを待ってくれる病院も多いと思いますが、お金を払っていない状況を作るのはちょっと抵抗がありますよね。保険に入っていたとしても、一時的に支払いできる「万が一の出費に備えた貯金」も先取り貯金しておくと安心ですね。

生活に関するもの

先取り貯金の内訳として、毎月発生はしないけど、日常生活の中で出費することが分かっていて、なおかつ金額が大きいものも、先取り貯金しておくと家計管理しやすくなりますよ。

例えば

  • 美容院代
  • コンタクトレンズ代
  • 町内会費

などです。

こういった出費は金額が大きいので、家計にダイレクトに影響してしまいますよね。

私はコンタクトレンズを3か月分まとめて13,000円で買っているので、コンタクトレンズを買った月は出費が大きくなりがちです…。

家計にダイレクトに響いてしまう生活費は、あらかじめ先取り貯金で分けておくと、家計管理がしやすくなりますよ。

参考:特別費

先取り貯金をする場合、特別費もあらかじめ先取り貯金しておくのがオススメです。

特別費は頻繁に発生はしないけど、発生することが確実な出費のこと。

我が家の場合、特別費は年間で90万円もあります。(90万円は多い方だと思います…。)

特別費はたまにしか発生しないので見逃しがちですが、トータルで見ると大きな金額になりやすいです。

私は特別費の支払いがある度に貯金を切り崩していて、貯金が出来なかった時期がありました。

突然の支払いに慌てないよう、特別費も毎月コツコツと先取り貯金しておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。

特別費の項目や貯め方については、「関連特別費って年間で見るとデカイ。書き方、積み立て方、我が家の90万円の特別費の内訳も大公開!」で解説していますのでこちらを読んでみて下さいね。

先取り貯金のやり方

貯金額を決めたら、次に実際に先取り貯金する方法を決めましょう。

先取り貯金を自動化できる方法は、以下の3つです。

  • 財形貯蓄
  • 金融機関の自動積み立て
  • 自動振り込みサービス

各サービスや制度を利用し、自動的に毎月お金が動く仕組みを作りましょう。

財形貯蓄

財形貯蓄は働いている人が利用できる、「決められた金額をお給料から天引きにして貯めてくれる制度」です。

例えばお給料が手取り15万円で財形貯蓄が4万円だとしたら、お給料は11万円しか振り込まれません。

この4万円は、会社の財形貯蓄に自動的に積み立てられていく仕組みです。

財形貯蓄は導入していない会社もあったり、パートさんや契約社員の方でも利用することができたりと、会社によって対応はまちまち。

そして財形貯蓄には「財形住宅」、「財形年金」、「一般財形」の3種類があり、それぞれに通常の銀行預金とは異なる特徴があります。

まずは会社で財形貯蓄を取り扱っているか確認してみる必要がありますね。

金融機関の自動積み立て預金

銀行や郵便局には、決められた日に決められた金額を自動的に積み立ててくれる「自動積み立て預金」というサービスがあります。

例えばお給料が15万円だとして、お給料日の翌日に4万円を自動積立にしておくと、自動積み立て用の口座に自動的に4万円が積み立てられる仕組みです。

自分で貯金用の口座に移し替える手間がないのでラクですね。

基本的には自動積み立て預金の申し込み書を書いて手続きをするだけでよいのですが、よく分からなければ銀行や郵便局のスタッフに聞きながらできるというのもメリットです。

逆にデメリットは

  • 記帳しないと現在いくら貯まっているのかが分からない
  • 自動積み立て預金は同じ銀行内の口座間でしかできない

ということ。

自動積立預金は記帳しなければ現在いくら貯まっているのかが分からないので、リアルタイムで預金額を知ることが出来ない点は不便です。

また、同じ銀行内の口座間でしか積み立て預金が出来ないのもデメリット。

例えばみずほ銀行に振り込まれるお給料を三井住友銀行に自動積み立てするなど、異なる銀行間での自動積み立ては対応していないことがほとんどです。

異なる銀行に自動的にお金が貯まる仕組みを作るのであれば、次でご紹介する「住信SBIネット銀行の自動振込サービス」を利用するのがおすすめです。

住信SBIネット銀行の「定額自動振り込みサービス」

住信SBIネット銀行には、指定した日と口座に、自動で振り込みをしてくれる「定額自動振り込みサービスというものがあります。

【住信SBIネット銀行】定額自動振り込みのイメージ画像

「定額自動振り込みサービス」はその名のとおり、「決まった金額(定額)を」「自動で」振り込みしてくれるサービスのことです。

本来は家賃や保険料などを自動的に振り込みすることを想定したサービスですが、このサービスを使って自分の銀行口座に振り込みをすると、自動的に貯金できる仕組みを作ることができます。

「定額自動振り込みサービス」自体は他の金融機関でも取り扱っていますが、住信SBIネット銀行が利用しやすい理由は「誰でも月1回は振り込み手数料が無料」だから。

さらにランクに応じて振り込み手数料の無料回数は増え、最大で毎月15回、振り込み手数料が無料になります。

住信SBIネット銀行の定額自動振り込みについては「関連住信SBIネット銀行の「定額自動振り込み」とは?資金管理を無料で仕組み化しよう。」で詳しく解説していますので、こちらをチェックしてみてくださいね。

まとめ:先取り貯金で心の平穏を保とう

一時期は先取り貯金に失敗して心が荒んでいましたが、きちんと内訳を考えた上で先取り貯金をするようになってからは、心の平穏を保てるようになりました。笑

いつ、どんな出費があるかを把握して事前に準備しておくことで、いざという時にも慌てずに済みます。

ただ、毎月自分で入金するのは正直言って面倒です。

なので仕組みを作って、確実に貯金できる環境を作っておきましょう。

以上、「「先取り貯金」なら毎月確実に貯金できる!失敗しないコツ、内訳、やり方などを解説。」の内容でした。

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