家計管理のためにいちいちクレジットカードのサイトにログインして確認するのが面倒だなぁ…。
家計簿を付けていると、クレジットカードの履歴を見たいことってありますよね。
利用履歴を確認したり、次回の請求日や請求金額を確認したり…。
でもいちいちクレジットカードのサイトにログインするのが面倒。
ログインして確認しても、まだ利用履歴が反映していなかったり。
私は複数のクレジットカードを利用しているのですが、あるクレジットカードのサイトのチェックを忘れていて、家計簿の付け忘れが発覚したり。
そうなると計算のし直しが発生して大変でした。
データを見るのは面倒だし、もれも出るし、クレジットカードの枚数分ログインしなきゃいけなくてとにかく手間がかかります。
そんな”データ取得メンドイ病”の救世主になってくれたのが、Zaimの自動取得の機能。
Zaimにはクレジットカードのデータを取得してくれる機能があって、これを使うことで、
- いちいち各クレジットカードのサイトにログインしなくてもデータを確認できるようになった
- データが自動で取得されるのでもれがなくなった
- 引き落とし日と金額を教えてくれるので、引き落としもれがなくなった
などイイコトづくめでした。
今はもう「この自動取得なしでは私の家計簿は成り立たない!」というくらい活躍してくれています。笑
そこでこの記事では、
- Zaimの自動取得の機能について
- 実際に自動取得の機能を使ってみて良かったこと
- 自動取得の注意点
などを解説していきます。
この記事を読むことでZaimの自動取得の機能について分かり、家計簿をもっとラクに、それでいて確実に付けられるようになりますよ。
うっかりさん、ズボラさんこそこういった自動化の手を借りて、ムリしない家計簿をつけていきましょう~☆
Contents
Zaimの自動取得とは?
そもそもZaimの自動取得って何?
まずはZaimの自動取得の機能について見ていきましょう!
「自動取得」とは、自動でデータを取得してくれる機能
Zaimの自動取得とはその名のとおり、データを自動で取得してくれる機能です。
取得するデータはクレジットカード、金融機関(銀行、郵便局、信金など)、ポイント、証券会社、ショッピングサイト(楽天、Amazonなど)のデータです。
クレジットカードのサイトであれば、利用履歴や次回の引き落とし日と金額を取得してくれます。
銀行であれば、取り引き履歴や残高を取得してくれます。
ポイントであれば、ポイントを使ったりゲットしたりしたデータ、合計のポイント数などを取得してくれます。
ショッピングサイトであれば、購入履歴を取得してくれます。
それぞれのサービスの履歴や現状を取得してくれる感じですね。
イメージとしてはZaimが人間の代わりに各サイトにログインして、そこで取得したデータをZaim上で表示してくれる感じです。
なので事前の設定としては、データを取得したいサイトのログインID、パスワード、サイトによってはさらに追加の質問などを、Zaimの指示に従って入力するだけでOK。
これだけでZaimが人間の代わりにログインしてくれて、データを取得して、Zaimのアプリ上で教えてくれます。
ログイン用のIDとパスワードを入力するの?それって大丈夫なの?
次では自動取得の安全性について見ていきましょう。
自動取得の安全性
私は最初、ログインIDとパスワードを入力するってこわいな~と不安がありました。
だってそのログインIDとパスワードがもれたら勝手にログインすることが出来てしまいますよね。
クレジットカードであれば不正利用だったり、銀行のIDとパスワードであれば不正送金だったり…何らかの被害に遭うかもしれません。
なので自動取得の機能を使っていませんでした。
でも毎回自分でログインしていろいろ調べることが苦痛になってきて、自動取得を使うことを検討し始めました。
そこでZaimの公式サイトで自動取得について調べてみると、以下の記述がありました。
Q.セキュリティが不安です。情報が漏れたりしませんか?
A.情報を盗み見られないよう対策しています。
Zaim は通信をすべて暗号化しているため、第三者が盗み見ることはできません。ご利用者が入力する連携先の認証にかかわる情報もすべて暗号化し、インターネットからは見られない場所に隔離して保管しています。企業としては 2017 年に国際規格に準拠した ISMS(情報セキュリティ マネジメントシステム)認証を取得し、継続的な情報セキュリティ管理運用体制の改善に努めています。
通信に最高水準の暗号方式を採用しています
EV-SSL
Zaim との通信には全て、厳格な審査を通過した企業でのみ利用可能になる、最高水準の暗号方式「2048bit」の EV-SSL を利用しています。そのため、第三者が通信内容を盗み見ることはできません。
暗号化って方式がいくつかあるんですが、その中でもZaimで使われているのは「2048bit」と言われる暗号方式で、セキュリティ強度が高い方式だそう。
また、暗号化方式とは別に連携方法にも違いがあります。
連携方法には「スクレイピング」と「API連携」の2つがありますが、このどちらかなら「API連携」の方が安全性が高いです。
スクレイピングとAPI連携の違いについては長くなるので、見たい方だけどうぞ👇
私は不安だったので、銀行の連携に関しては、この「API連携」に対応した金融機関のみ自動取得をしています。(メインで使っている銀行が運良くAPI連携に対応していました。)
クレジットカード会社のサイトではAPI連携できるところがかなり少ないです。
私が使っているクレジットカードのサイトはどれもAPI連携に対応していませんでした。(クレジットカードのサイトは普通のWEBサイトなので、API連携がないのでしょうか…。)
ただクレジットカードサイトとの連携の場合、ZaimでログインIDやパスワードを入力するものの、暗証番号やカード番号は入力しません。
仮にログインIDとパスワードがどこかに漏れたとして、暗証番号やカード番号が分からない状態でクレジットカードの不正利用って出来るんだろうか…?購入履歴は見られてしまうけど、不正利用にはならないよなー…と思い、意を決してクレジットカードサイトとも自動連携してみました。
その結果、2年近く自動連携の機能を使っていますが、情報漏洩や不正利用、不正送金などの心配していたことは起こっていません。
それでも万が一何か起こった時にすぐに気付けるように、また被害を小さくするために、
- ログインIDとパスワードはすべてのクレジットカードサイト、銀行のサイトで違うものにする
- Zaimで定期的にお金の動きを確認する(クレジットカードの不正利用にすぐ気付けるように)
- 資産が多い金融機関は連携しない(万が一不正送金、不正出金などされても被害額が少なくなるように)
といった対策はしています。
Zaimや金融機関もセキュリティや情報漏洩には気を付けているんだね。
セキュリティは守りたい側・盗みたい側のイタチゴッコです。新しいセキュリティの技術が出て、その穴をかいくぐって情報を盗む…の繰り返しのようです。100%安全とは言い切れませんが、万が一の時に被害が最小限になるような対策も取っておくと安心ですね。
自動取得の機能を使って良かったこと
それで実際に自動取得を使ってどう便利だったの?
ここからは自動取得を実際に使ってみて良かったことを見ていきましょう!
最初は自動取得の安全性に不安があったものの、実際に使ってみると家計管理がかなりラクになりました。
ここからは自動取得の機能を使って良かったことを解説していきます。
良かったこと①:金融機関の残高がリアルタイムで分かる→残高不足が激減した
自動取得を使って良かったこととして、銀行の残高や取引明細がリアルタイムで分かることが挙げられます。
私は給与振り込みに指定している地方銀行と、住信SBIネット銀行を連携させています。
この連携した銀行の取引明細や残高を、わざわざATMに出向くことなく、スマホからリアルタイムに確認できるのが便利。
私はこの残高を取得できる機能を活用して、私はクレジットカードや家賃の引き落とし日当日に、銀行の残高を確認しています。
こうすることで残高不足による引き落としもれがなくなりました。
また、クレジットカードの引き落としが完了すると取引明細も記録されるので、無事引き落としされたことが分かります。
何度か残高不足による引き落としもれを経験して、残高を気にするようになりました。うっかりな性格ですが、この運用方法に変えてから残高不足にはなっていません。
残高不足による引き落としもれには悩まされていましたが、このやり方で改善できました。
良かったこと②:頻度の低い出費にも対応しやすくなった
自動取得を使って良かったこととして、頻度の低い出費に気付けるようになったということも挙げられます。
というのもZaimの自動取得では、クレジットカードや銀行からの引き落としがあるとリアルタイムに反映します。
いつものお買い物が自動で反映するのはもちろんですが、頻度の低い年会費の支払いも当然リアルタイムに反映します。
頻度の低い出費って、年に数回しか発生しないので忘れがちなんですよね。
例えばアマゾンプライムの年払いや保険料の年払いなどですね。
でも自動取得を使えば、引き落としが発生するとZaimに取引明細が反映します。
この時に「おっ、この料金引き落としされたな。この分のお金用意しないとな~🥺」と気付くことができます。
そして私はこれらの頻度の低い支払いは「特別費」としてあらかじめ別の口座(住信SBIネット銀行の目的別口座)に準備してあります。
なのでこの取引明細を見て、その金額分をメインの口座に移しています。
こうすることで毎年引き落としされるあの年会費の請求、今月だった!忘れてた!お金どこから用意しよう!?😭😭😭と慌てることもなくなりました。
この特別費の管理方法は事前にお金を用意できるから慌てないし、頻度の低い出費にも気付けるので本当にオススメです。
特別費の詳細は「特別費について解説!」、目的別口座の詳細は「目的別口座について解説!」の記事で解説していますので、こちらも合わせてチェックしてみてください🤗
良かったこと③:家計簿の記載もれが激減した
自動取得を使って良かったこととして、家計簿の記載もれが激減したということも挙げられます。
というのも、自動取得ではクレジットカードや引き落としの取引明細が確実に入ってくるから。
自動取得を使うまでは各クレジットカードのサイトにログインしたり、レシートをちまちま記録する…としていましたが、このやり方だとどうしても抜けが発生していました。
あとでその抜けが発覚すると、計算し直しになって地味にストレスでした。
ですが自動取得を使えば、ほぼ抜けなく記録できます。
しかもカテゴリを自動で振り分けてくれて、カテゴリごとにいくら…と計算もしてくれます。データの記録も計算も自動でしてくれることで、家計簿を付けるのがかなりラクになりました。
良かったこと④:Zaimに集約できて確認の手間が省けた
自動取得をすることで、各銀行の残高やクレジットカードの明細がZaim上で分かるようになりました。
このおかげで、銀行の情報やクレジットカードの情報がすべてZaimに集約されて、どの情報を見たい時もZaimを見るだけで良くなったのも便利でした。
いつも「えーっと…このサイトは見たから、次はこのサイト…」といろんなサイトめぐりをして情報収集していたのですが、その度にログインIDとパスワードを入力して…2段階認証をして…と手間がかかっていたんですよね。
それがZaimを見るだけで、各銀行やクレジットカードの情報が分かるように。
しかもZaimの画面が見やすくて、各銀行の残高の合計も表示されます。
なので今自分が口座に持っている合計額もパッと確認することが出来ます。
Zaimに集約することでいろんなサイトにアクセスしなくても良く、家計の管理がラクになったのも自動取得の良いところです。
自動取得の注意点
自動取得っていいことばっかりなの?使いづらいなぁ…と思ったことはないの?
使いづらいと思った点も何点かあります。その点について見てみましょう。
自動取得はその機能上、使いづらい点もありました。
ここからは自動取得を実際に使って分かった注意点を解説していきます。
注意点①:すべてのサービスと連携できるわけではない
Zaimの自動取得の注意点の1つ目は、すべてのサービスで使えるわけではないということです。
そもそも銀行やクレジットカード会社などが対応してくれていないと、Zaimは連携が出来ません。
私が使っているサービスのほとんどは自動取得に対応していますが、唯一連携できないのがPaypay。
これはPaypay側が連携できるサービスを提供していないからです。
Paypayは自分で入力しています。それなりの頻度で使うので対応してほしいのですが、Zaim側ではどうしようもありません。サービス側が対応してくれることを期待するしかないですね…。
注意点②:再ログインが必要になる
自動取得の注意点の2つ目は、再ログインが必要なことです。
というのも一度Zaimで設定をすれば自動取得し続けてくれますが、銀行やクレジットカード会社のサイトの仕様で、再ログインが必要になることがあるんですよね。
自動ログインできる期間が銀行やクレジットカードのサイト側で決まっている…というイメージでしょうか。
一度再ログインが必要になると、再ログインをするまで情報を取得できません。
これで困ったことが、情報を取得できていると思っていたらこの再ログイン待ちの状態で、実は情報を取得できていなかったことです。
実際に私も体験しているのですが、au PAYで再ログインが必要になっているのに気が付かず、自動取得できていなかったことがありました。
au PAYの再ログイン要求に気付いて再ログインをしたところ、過去の出費が数件入ってきて、家計簿がズレてしまいました。しかも出費が増えて残念な気持ちに…。笑
特に「追加の質問」が発生するサイトでは、追加の質問の入力待ちでログインできていないことが多かったです。
ただ、これも銀行やクレジットカード側の仕様なのでZaim側ではどうしようもありません。
セキュリティのことを考えると、定期的に再ログインが必要になるのも仕方ないことだと思います。
この再ログイン対策としては、自動連携のページを定期的に確認するのが良さそうです。
ログイン待ちのサービスにはログイン待ちと表示されるので、すぐに分かります。
自動取得の機能があるといっても、一度設定したらずっと自動化される…というわけではないようです。反映しているつもりが反映していなかった…では、思わぬ記録もれに繋がる可能性もあります。定期的に自動連携のページをチェックしておきましょう。
注意点③:記録されるまでにタイムラグがある
自動取得の注意点3つ目は、記録されるまでにタイムラグがあることです。
クレジットカードを使ってからZaimに反映するまで、早ければ当日、長いものでは1~2週間くらいかかります。
体感的に、使った当日~3日ほどで反映することが多いです。
実は私の場合、このタイムラグが厄介だったりします。
というのもZaimに明細が反映されるまで、そのお金はZaim上使っていないことになります。なので残高に反映しないんですよね。
そうすると残高がたくさんあるように見えて使ってしまいます。
そしてタイムラグを経て取引明細が載って、「あれ?なんか今月出費多いな?」と思うことが多々ありました。
私の散財の根本的な原因は「あると使ってしまうこと」です。なので使ったらすぐに残高が減るのが理想なのです。
ただ、これもシステム上仕方ないことなんですよね。
Zaimはクレジットカードのサイトにログインして、取り引き明細の情報を取得してきているだけです。
そもそもクレジットカードのサイトに反映していない明細はZaimでも取得しようがありません。
クレジットカードの場合、お店が売上の処理をしてからクレジットカード会社の明細に反映しているのではないかと思うのですが…このお店側の処理が遅いと、結果的にZaimに反映するのも遅くなります。
このタイムラグ問題の対策として有効なのがプリペイドカード。
プリペイドカードを使うとほぼリアルタイムで反映されるので、Zaimの残高もリアルに減って、散財防止に役立ちました。
私の場合、実店舗や一部の通販でプリペイドカードを使っています。
また、クレジットカードの反映待ちのものは「出費予定」という出費先で、金額、日付、商品名だけを仮入力しています。
こうすることで残高はその金額の分だけ減ります。
このデータはクレジットカードの明細が反映するまでの仮の入力なので、クレジットカードの明細がZaimに反映したら削除しています。
散財防止のため、残高はとにかくリアルな金額に近付けるようにしています。タイムラグが発生するのは仕様上どうしようもないので、何らかの対策をしておきたいですね。私はプリペイドカードと仮の入力で対策しています。
まとめ
Zaimの自動取得を使って家計管理がかなりラクになりました。
出費の記録って入力する項目が多くて意外と面倒だし、時間もかかるんですよね。
自動取得なら手抜きしつつもしっかり記録を付けられるので、「面倒だけど記録は付けておきたい!家計簿を付けたい!」という私にピッタリでした。
記録を付けるのが億劫な方はぜひお試しください~♪
以上、「Zaimの自動取得について解説!」の内容でした。